泣く木とはかつてあったハルニレの木のことという。切り倒そうとすると泣き声をあげ作業員を呪うと言われていた。ここを通る国道は、元々はこの木を迂回するような形になっていたのだが、その後、国道を直線にする計画が進められた。いざ計画が実行され、作業が開始されると、作業員が木にノコギリを当てるたびに泣き声のような音が聞こえ、ノコギリの刃は悉くに折れてしまったということだ。オノでもダメだった。柄の部分が折れてしまい、勢い刃先が作業員の腹部に刺さり死亡してしまったということもあったらしい。この後も工事は難航し被害は増え続けたために計画は中止。その後、住民からは、「泣く木」と呼ばれるようになった。その後、若者が酔った勢いで切り倒してしまったといわれているが、現在でも、この木があった部分を避けるように道路はカーブしたままだということだ。
北海道夕張郡栗山町桜丘[map lat=”43.064969500000004″ lng=”141.7849688″ width=”800″ height=”600″]