今回は2%の人間にしか聞こえない不可解なノイズ「ザ・ハム」について紹介していきたいと思います。
この「ザ・ハム」というノイズは出処が不明で、いまだに正体不明なのだそうです。
世界各地で今もなお鳴り響いており、一体何が鳴っているというのだろうか?
今回はそんな「ザ・ハム」について詳しく迫っていきたいと思います。
興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください。
このノイズ(ハミング)は世界中のいくつかの場所で報告されており、地域によって呼び名が変わるそうです。
ブリストル・ハム
タオス・ハム
コーコモー・ハム
地元民からは認知度が高いそうです。
ウィンザー・ハム
そして、これらのハミングを総称して「ザ・ハム(The Hum)」と呼ばれているのです。
報告されている地域数は多いものの、それぞれの報告数は少ないのです。
2003年にイギリスの研究で、これらのハミングが聞こえるのは各地域住民の約2%の人にしか聞こえない現象と突き止められたのです。
室内にいるときに聞こえやすく、昼よりも夜の方が聴こえやすいのだそうです。
当たり前かもしれませんが、都会のような騒音に包まれている場所よりも静かな場所の方が鮮明に聴こえやすいそうです。
さらに興味深いことがいくつか見つかったのです。
それは、この「ザ・ハム」を聞くことのできる対象は55歳〜70歳までの中高年であり、時々聞こえる人もいれば、ほぼ毎日聞こえる人もいるそうです。
感じる時の音量は人それぞれだが、わかりやすく例えるとすると「遠くの雷」や「ディーゼルエンジン」の音に近いと言われているのです。
そのように考えると、常に音に悩まされている人物もいるらしく、大音量で聴こえてしまう人は深刻な慢性疾患との戦いだそうです。
頭痛や吐き気、めまい、鼻血、睡眠障害などの変調をきたす人物も多いそうです。
最悪の例として、この音が原因で自殺を図った人の報告もあるそうです。
ザ・ハムの正体にはいくつかの説が語られていますが、その中でも最も有力視されている3つの説をここでは紹介したいと思います。
何らかの機械設備の音ではないかという考えです。
実際にウェスト・シアトルで報告された音の付近には生コンクリート製造会社のバキュームポンプの音であると判明したそうです。
ニュージーランド・ウェリントンの音の付近にはディーゼル発電機を積んだ船が原因だと判明。
カナダのオンタリオ州ウィンザーでは「ウィンザー・ハム」も同地域に近接するツーク島の製鉄所の音だということが判明します。
その他の地域でも付近にある機械音である可能性が指摘されているのです。
耳鳴りは誰にでも起こりうる現象であり、「これがザ・ハムの正体だ!」と断言するのは証拠が足りないため不可能であると思います。
外部からの刺激なしで耳から放射された様々な音のことを言います。
聴覚異常を持っていない者の38%〜60%にみられるそうです。
そのような点から考えると「ザ・ハム 」としての説得力もありますね。
いかがだったでしょうか?
筆者が調べた限り日本での発生の報告は見つけませんでしたが、もしかしたらみなさんが気にしていないだけで聴こえているのかもしれませんね?
この音は必ず「ザ・ハム」というわけではありませんし、病気の可能性もあります。
このような症状が確認されたのなら、まずは病院にいくことをお勧めします!