12世紀イギリスの昔話「グリーンチルドレン」は実話だった?!

世界では地域によって昔から言い伝えられている昔話や伝説などは必ずありますよね。

今回紹介する「グリーンチルドレン」はイギリスで言い伝えられている昔話で、物語は12世紀にまで溯ります。

この話は、昔はただの作り話だと思われていたそうですが、最近になり実話ではないのか?という説が浮上し始めたのです。

今回はそんな「グリーンチルドレン」について詳しく紹介していきたいと思います。

ウールピットの「グリーンチルドレン」

12世紀ごろのイギリス。

サフォーク州ウールピットでオオカミの落とし穴に落ちてしまった2人の子どもが見つかりました。

姉と弟らしき子どもたちの様子は普通の人間のような見た目ではなく、皮膚は緑色に覆われ、未知の言語を話していたそう。それに衣服も普通ではなかったそうです。

その後、2人はウールピットで保護されたのですが、数日間は一切手をつけようとしなかったそうです。

しかし、ソラマメを見つけた途端頬ばるように食べたと言います。

2人は徐々に与えられる食事にも手をつけるようになり、体の色も次第に肌色に戻っていったそうです。

しかし、回復も順調だと思われていた矢先に弟は病気を患ってしまい亡くなってしまったそうです。

残された姉はというと英語を覚え、「自分達は聖マーティンという全身緑色の人たちが住む場所からやってきた」と語ったのです。

彼女曰く、そこは太陽の光は届かなく常に黄昏時のような薄明かりに照らされている場所なのだそうです。

しかし、肝心なウールピットに迷い込んでしまったり理由は覚えていないそうです。

後に、彼女は使用人として働き始め、結婚もしたそうです。

彼女は聖マーティンに帰ることはなかったそうです。

この話にはいくつかのバリエーションが存在する

1つ目は、とある兄弟が父親の家畜の番をしていた時に大きな音が聞こえ、気がつくとオオカミの穴の底にいたというもの。

2つ目は、兄弟が群れを追って洞窟に入り込み迷ってしまう。鐘の音がする方向を目指し洞窟から出ると聖マーティンではなくイギリスのウールピットだったというもの。

子ども達の正体は?考えられる説について

これにはいくつかの説がありますので、それぞれ紹介していきたいと思います。

貧血を患っていた子ども説

低血素性貧血のため肌が緑色になってしまったのではないかという説です。

この病気を患うと、赤血球が通常よりも薄くなり肌が緑っぽく見えるそうです。

その他にも、鉄分の欠乏が原因で顔色が緑になってしまう萎黄病ではないのかという説があります。

砒素中毒説?

砒素説です。

砒素中毒になったからといって顔などの皮膚が緑色になるという話はありませんが、このような話がありました。

2人を世話していたノーフォーク州のある伯爵が、サフォークとの州境近くの森に置き去りにして殺してしまおうとしていたという話に発展したのです。

フランドル移民の子ども説

1173年のフォーンハムの戦いで殺されたフランドル移民の子供という説です。

フォーンハム・セント・マーティンは、ウールピットと川を隔てた近くの村で、たびたび大きな音で鐘を鳴らしていたベリー・セント・エドムズの村から数マイルの場所にあります。

孤児になってしまった子供たちが飢え苦しみ、フラフラと彷徨っているうちに、鐘の音に導かれてウールピットに迷い込んでしまったのではないかという説です。

宇宙人説

宇宙人だ!と主張する人物もいるそうです。

天文学者で作家のダンカン・ルナン氏は物質転送装置の故障によって偶然ウールピットに送られてきたと推測したのです。

聖マーティンは太陽(私たちが知っている太陽ではない)と同期軌道にある惑星ではないかと自説で語っています。

聖マーティンと太陽と同期軌道にあるとすれば太陽があたる灼熱面とその裏側の暗黒の地域の間は薄明かりの世界になるというのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

様々な説がありましたね。

どちらにせよ当時は12世紀であり、今よりも医療やその他知識が発展していなかったためどれも考えられる説でしたね。

ぶっ飛んだ「宇宙人説」などもありましたが、現代の状況を考えると考えられない説ではありませんよね。

Nakanohito

オカルト系では「未解決事件」「殺人事件」「猟奇的事件」などの事件系を得意としています。