天気が悪いときにゴロゴロと外で光っている雷・・・稲妻が走って空が明るく輝き、そして、大きな音がなります。「雷が嫌い」という方もいらっしゃるかもしれませんが、ベネズエラのマラカイボ湖という場所では音がしない雷が発生するんです。
しかも。マラカイボ湖は、世界で一番雷が多い場所としても知られていてギネスブックにも登録されています。
マラカイボ湖はベネズエラの北西部にある塩湖です。塩湖ですが、カリブ海や大西洋ともつながっているので、海ということもできる場所です。面積は1万3210km、南北に159kmの大きな塩湖で島が多数存在し、漁業も行われています。
また、海底からは油田も発見されていて、大型タンカーも航行しています。
油田や漁業など、ベネズエラの経済を支える場所のひとつといえるマラカイボ湖ですが、ここは世界有数の雷の多発地帯なんです。その雷の数は桁違いです。
参考資料:Wikipedia
ベネズエラホームページ「マラカイボ湖」
マラカイボ湖の雷の数は桁違いです。世界一雷が多い場所といわれることもあるのですが、その数は多いときだと1時間に3600本!
まるで、雨のように雷が走るものすごい光景を見ることができます。この雷はマラカイボ湖の灯台とも呼ばれていて、あり得ないほどの数の雷が空から降り注ぎます。
私たちの想像している雷とは、レベルもラベルの全く違う!ここまでの雷だと怖いような綺麗なようなそんな不思議な感じがしてしまいます。
1時間に3600本もの雷・・・なんて言われたら「きっといろんな条件が重なって起こる珍しい自然現象なんだろう」と思いますよね。
じつは、マラカイボ湖の雷は別に珍しいものではありません。1年で落雷は260日も起こっていて、たった1日に4万回の雷が観測されたこともあります。
雷の巣窟といっていいマラカイボ湖の雷ですが、実はとても面白い現象があるんです。
マラカイボ湖の雷は1時間に3600本・・・これはギネスブックにも載っている記録です。
そんなに雷が鳴っていたら「めちゃくちゃうるさそう」ですが、マラカイボ湖の雷は音がない!つまりうるさくはないということです。
雷が嫌いという方もいらっしゃいますが、その中には「あの大きな音が怖い」って人もいることでしょう。雷が空を走る音や落雷の音はとても大きく、振動を感じることもありますから決して気持ちの良いものではありません。ですが、マラカイボ湖の雷”マラカイボの灯台”は無音・・・。ただ、ものすごい量の稲妻が走ってるだけという不思議な雷です。
音がしない雷のマラカイボの灯台は、無音のままで空の上で雷が光っている現象です。灯台がない場所でもまるで灯台があるように明るく光るので、マラカイボの灯台と呼ばれるそう。
実際に、夜、漁業をしている人にとっては便利な光なのかもしれません。雷の明るさは100W電球90億個分相当だそう(参考資料:Wikipedia)ですから、灯台と呼ばれるに足りる明るさがあるということは間違いなさそうです。
この光が漁業者、そして、大航海時代にマラカイボ湖を航行していた船を照らして守っていたともいわれています。
ちなみに・・・どうして音が鳴らないのかは解っていないそうです。
雷は地球のどこでもある自然現象で、決して珍しいものではありません。でも、無音の雷が最大だと1時間で3600本という場所はそうそうあるものではありません。
そんなマラカイボ湖には、その雷を見るために世界中から観光客が集まっています。マラカイボ湖の雷は、湖全体で発生するそうですが、中でも南西部のカタトゥンボ川河口部付近でよく見られるそうです。
わざわざ見に行く価値があるほどの雷ってすごいですよね。
参考資料:1時間に280発の雷?驚異の自然現象「マラカイボの灯台」がすごすぎる
世界で一番、雷が発生する場所としてギネスブックにも登録されているベネズエラのマラカイボ湖は、大きな塩湖で海底には油田があり、漁業も盛んな場所です。
ベネズエラの経済を支える場所のひとつともいえるマラカイボ湖の雷は1時間に3600もの稲妻をだすこともあります。そして、マラカイボの灯台と呼ばれる雷は、音がありません。なぜ、音がしない雷が起こるのかは解っていませんが、灯台のように光る雷が漁業者や大航海時代の船を守ってきたと言われています。