バスやタクシーの運転手さんの中には「幽霊を乗せた」経験があるという方もいらっしゃるそうです。
知らない人を車に乗せるのがお仕事の方達の心霊体験をご紹介します。
心霊体験をしたバスの運転手がいる・・・インターネットで話題の心霊体験をご紹介します。
「バスの運転手をしている主人は、よく『今日は幽霊を乗せたよ』と言います。5人の客が乗ってきたのに4人しか降りない、バスの中はもぬけの殻。雨が降ると、決まったバス停から小学生の女の子が乗ってくるけど、降りた所を見たことがないなど……」
幽霊の乗車は、夫だけでなく他の運転手も体験しているようだ。曰く、幽霊の見た目は「普通の人」と同じなのだという。
「『幽霊が乗ってきた時はバスがまったく揺れないので、すぐにわかる』のだとか……」
引用:「今日は幽霊を乗せたよ」バス運転士の夫の報告 雨の日に乗車する女子小学生、降りるところを見た人はいない – ライブドアニュース
バスの運転手さんは大きな車両にたくさんの人をのせるのが仕事・・・ですから、時に生きていない人がお客さんとして乗ってしまうこともあるのでしょう。
幽霊が乗ってきた時に「寒気がする」とか「降車ボタンを押されたので止まって車内をみたら誰も降りてこなかった」という体験をされた方もいらっしゃるんだとか・・・。
タクシー運転手さんもまた、幽霊を乗せるという体験をした方がいらっしゃいます。場所は東北の沿岸部・・・2011年の東日本大震災で被害を受けた地域での事です。
年末だったと思います。
時間は18時でもう外は真っ暗になっていました。
私は住宅地の外れでひとりの女性を乗せました。ほっそりとした女性と女の子で行き先は「○○病院」と言われました。
私は実は、秋から東北に引っ越してきたということもあって、病院の場所をイメージできませんでした。ナビに病院の場所を入れようとしたら女性が
「私が案内します」
と言ってくれたので、女性の言葉通りに進みました。
女性は海の方角に車を誘導していきました。このあたりは震災の津波でたくさんの人が命を落とした場所でした。
ただ、今は建物はあまり建っておらず土地をあげる工事をしているエリアでした。
「おかしいなぁ」
こんなところに病院などないはず・・・なのに、その女性はその角を右に行ったところで下ろしてくださいと私に声をかけたのです。
「こんな真っ暗なところで女性を下ろして大丈夫なのか?」と心配になるような場所で後部座席をみたら・・・
誰も乗っていませんでした。
怖くなって慌てて営業所に帰って事情を説明すると、先輩が「あぁ、あそこに病院があったんだよ。震災前にね」というんです。
とても怖くなったのですが、後日、明るい時間のその場所に行くと耳元で「連れてきてくれてありがとう」という声が聞こえた気がしました。
きっと、何か用事があって病院にどうしても行きたかったのでしょう。ちなみに、このあたりではこのん話は珍しいことではありません。
東日本大震災の被災地での心霊体験でしたが、怖いものではなくタクシーに乗せた幽霊の親子は運転手にお礼を言っていたのですね。どうして、病院に行きたかったのか・・・それは解りませんが、決して生きている人を呪うような怖い心霊体験ではなかったようです。
身体の機能がなくなっても、行きたいところがある・・・そんな人の思いを知らないうちに乗せている・・・そんなケースもあるのかもしれません。