人間の遺体を豚に食べさせ市場に売り出していたサイコパス犯罪者「ロバート・ピックトン(以下ロバートと称す)」について紹介したいと思います。
この人物の名前は「ロバート・ウィリアム・ウィリー・ピックトン」と言う人物で、カナダだけにとどまらず世界中に有名な連続殺人犯です。
この事件については後ほど詳しく紹介していきますが、ざっくりと紹介すると「人肉を挽肉にして、豚肉と混ぜ合わせて市場に販売していた」と言うものです。
別の主張では「死体を直接豚に食わせていた」と言うものもあります。
いずれにせよ、人肉が市場にばら撒かれたのは事実だといいます。
この人物は最終的に終身刑になりました。
ピックトンはバンクーバーから27キロ離れた街に住んでいました。
彼の実家は畜産農家であり、農場では豚を飼育していました。
育てた豚をミンチにし加工して販売する肉屋も営んでいました。
しかし、ロバートは3兄弟の中でもかなりの怠け者だったようで、農場の仕事に没頭できない生活を送っていたそうです。
1996年彼は行政に対して非営利団体を立ち上げると申請し、ロバートの農場に奇妙な集団が集まり始めたそうです。
性産業に携わる人々や、風俗嬢などが押しかけてきたそうです。
1997年3月23日、彼の素顔が見え始めるのです。
農場を訪れた売春婦とロバートの間でトラブルが発生します。
この日、ロバートと売春婦は性交渉を行ない、行為後にロバートは売春婦の両手首に手錠をかけ拘束し、アイスピックでメッタ刺しにしたのです。
売春婦は護衛の判断でナイフを奪い取り反撃をします。
なんとか命かながら逃げ出した売春婦は病院に担ぎ込まれます。
ロバートも怪我を追っていたため同じ病院に運び込まれ、その後殺人未遂の容疑で逮捕されます。
有罪になり刑務所行きかと思われたのですが、ロバートは罰金を支払い不起訴処分となったのです。
売春婦は薬物乱用者であり、「全ての証言を受け入れるには薬物は証言の障害になってしまう」と裁判所が判断したため
先ほどの売春婦の事件後、ロバートの行動は警察の目に余るようになります。
その矢先、警察は妙な噂を聞き入れます。
ロバートの農場で人が殺され続けている
この頃ロバートの農場では頻繁にパーティーが開催されるようになり、そこに訪れていた売春婦や性産業に携わる人物が相次いで失踪していたと言うものです。
しかし、警察は確かなる証拠をキャッチすることができなかったのです。
2002年警察は別件で農場に家宅捜査に入ると言う計画を立てるのです。
その別件の内容というのが、「ロバートの家には違法所持の銃がある」というものでした。
その件で家宅捜索に入ると、失踪届の出ている女性の私物が出てきたのです。(喘息用吸入器)
警察は失踪女性がこの農場のどこかにいると推測し、裁判所に家宅捜索令状を申請します。
家宅捜査の結果農場内から26人分のDNAを発見するのです。
彼は売春婦に声をかけ、アルコールと薬物を餌に農場に誘い出すのです。
その後、農場で売春婦相手に性交渉を交わし、売春婦を殺すのです。
性交渉後には彼女らの体の中に注射器を用いて不凍液を体内に注入するのです。
そして刺されて殺されるのです。
ロバートは殺害した売春婦を食肉加工して販売するのです。
人間の良質な肉の部分を家畜の肉と混ぜてミンチし、食肉として販売し食肉に適さない部分は農場内で飼育していた豚に食べさせ処理していたのです。
後に、ロバートは独房内の囚人(中身は警察官)にこう言い放つのです。
「俺は人を消滅させることができるんだ。しかし、失敗した。それはあまりに手口が杜撰だったせいだ」
「警察の作成した殺人リストはデタラメだ。俺はその倍殺している」
「俺は50人を殺すつもりだった。そうあと1人で成し遂げられた」
このやりとりは隠しカメラによって撮影されていたのです。
この発言を機に警察は重機を数台投入し大捜索をします。
後に、カナダの保健所はこの事件で殺害され食肉加工された被害者の肉は一部がロバートの農場で屠殺された豚肉と混ぜられバンクーバー一体のレストランを通じて消費者へ供給された可能性があると発表したのです。
2016年にはロバート本人が書いた原文を囚人仲間が受け継いで書籍を書いています。
その書籍を筆者は探しましたが現在は取り扱い中止になっていました。
もし、私たちが何気なく食べている肉の中に人間の肉が混ざっているなんて考えたらゾッとしますよね。
日本ではそのような検査や整備が整っているため安心できますが、混ざっている可能性もゼロではありませんよ・・・