このところ、新型コロナ関連の記事が多いので今日はちょっと違う話題にしましょう。
オカルトオンラインでもご紹介したことがある、太陽系の外にある惑星。
例えば、割と近くにあるプロキシマケンタウリなんかもそのひとつです。
私たち、太陽系の惑星や準惑星は太陽の周りを回っていますが、太陽意外のほかの恒星にもその周りを回る惑星があっても不思議ではありません。
そんな惑星には、地球のような岩などでできた惑星もある…もしかしたら、海や陸だってあるかもしれません。太陽系以外の惑星ってどうなってるの?と思うわけですが、恒星のように自ら光を放っているわけではない惑星を観測するのは難しく太陽系の外の惑星の観測は今までむずかしいかったんです。
ところが!NASAが計画している望遠鏡を使えば、太陽系の外にある惑星の大陸の形が見えてしまうかもしれないというんです。
太陽系の外にある遠い惑星まで見えるかもしれない…その望遠鏡は太陽重力レンズといいます。
これは、太陽をレンズ代わりにしてしまおう!という常人には「なにそれ?」という計画。ですが、しゃれでも冗談でもなくマジモノの計画です。
このレンズの仕組みはとても一言では語れないのですが、太陽の重力で光が曲がるその仕組みを利用して、遠くの惑星を拡大して見てみよう!というもの。
アインシュタインの相対性理論に基づけば、光は重力で歪むので、遠いモノが拡大されてみえたり明るく見えるそう。
これを利用するから、太陽重力レンズというんです。
もちろん、この太陽重力レンズで太陽系の外の惑星を観測するというのは計画段階。まだまだ実行には移されていません。ただ、太陽重力レンズはすでに使用されており、これを使えば太陽系の外の惑星の観測ができるはず!というわけです。
太陽重力レンズがすごいレンズだということは、なんとなく解っていただけたかと思うのですが「光が重力で曲がる」ってなに?光って曲がるわけ?光って曲がるものだった?
と思いますよね。
光が重力で曲がるというのは、アインシュタインの相対性理論に基づくもの。
光は時空に沿って進むのですが、その時空が重力で曲がるんです。だから光も曲がる…。実際に、遠い天体からの光は銀河の重力で曲がっているそう。これを利用するのが太陽重力レンズです。
ちなみに、太陽重力レンズを使って100万光年先の宇宙を見ると、光が1000億倍に増幅され高解像度で観測することができます。
太陽重力レンズの計画が進められているわけですが、最初のターゲットとして有力なのが、地球から4.2光年先にあるプロキシマケンタウリの惑星です。
現時点でも、プロキシマケンタウリには地球によく似た惑星があることがわかっています。ただ、光が弱いので表面を見ることは難しいのです。惑星は自分で光を放たないので、恒星より観測が難しくなってしまいます。
ただ、もし太陽重力レンズが実用化されれば、プロキシマケンタウリの周りを公転している惑星の表面を見ることができるかもしれない!もし、海や大陸があればその大陸の形が見える可能性もあるそうです。
もし、プロキシマケンタウリの惑星に海があり、大陸があればそれもしっかり写り込むはず…。
太陽系の外の惑星の表面…ちょっと見てみたいですよね。
参考資料:系外惑星の大陸の形まではっきり見える!NASAの太陽重力レンズ計画がすごい-Yahoo!ニュース
系外惑星の大陸の形まではっきり見える!NASAの太陽重力レンズ計画がすごい