過激な演出、機材破壊…マリリン・マンソンのブッ飛んだライブパフォーマンス

マリリン・マンソンといえば反キリストを掲げる「アンチクライスト・スーパースター」として有名です。

しかし彼は数々の奇行による変態ぶりも知られており「世界一あぶないロックスター」ともいわれています。

ライブ中にサソリを投げ込まれたり、酒とドラッグ、女にまみれた生活は常人では考えられません。

今回は、そんなマリリン・マンソンのブッ飛んだ逸話をいくつか紹介します。

強烈なライブ演出の数々

マリリン・マンソンといえば過激な思想からくる強烈なライブ演出が特徴です。

各方面からバッシングされることもたびたびありますが、そんなライブ演出は観客を飽きさせません。

聖書を燃やして客席を歩く

マリリン・マンソンは日本公演も何度も行っており、国内最大規模のロックフェス「SUMMER SONIC2015」に出演しました。

彼は暗転を繰り返すたびにどんどん過激な衣装・パフォーマンスになっていき、ついには聖書をその場で燃やし始めます。

さらには竹馬のようなもので舞台上の楽器を蹴飛ばし、マイクスタンドを殴るなどやりたい放題。

ラストは客席に降り、観客とハイタッチしながら歩き回ります。

過激すぎて見ていてヒヤヒヤするパフォーマンスですが、しっかりと観客を盛り上げていました。

観客に銃を向ける

マリリン・マンソンは2017年、カリフォルニア州で行われた「Ozzfest Meets Knotfest」に出演しました。

当時ステージから落下し負傷していたマンソンは、車いすでのパフォーマンスとなりました。

しかしその過激さは健在で、ライフルの形をしたマイクを使うなど強烈なものでした。

そのマイクはマンソンが歌うと銃口が観客に向かうようになっており、かなりのバッシングも浴びることになります。

その際、マンソンはこう語っています。

銃乱射がほぼ日常のようになってきているこの時代の中で、わたしが銃を使ったのは演出でした。このような武器がいかに手に届きやすいということ、武器を目にするのがいかに“普通”になってきているかを表現したかったのです

私はこのパフォーマンスを無礼であったり無神経にするつもりはありませんでした。マイクの小道具として使った偽の銃は警察の承認を得て使ったものです。実際の銃によって被害を受けた方に、お悔やみを申し上げます

引用:TVGroove(https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/37167.html)

このライブが行われたサンバーナーディーではライブの2年前、銃乱射事件によって多数の死者が出ていたのです。

過激なパフォーマンスの裏には、彼なりのメッセージがあったんですね。

観客からサソリが投げ込まれる

ある時のマリリン・マンソンのライブは、オーディエンスが興奮しすぎて危険な状態にあったようです。

会場の最前列のシートははぎとられ、中には喧嘩をふっかける客や火のついたタバコを投げ込む客もいました。

そんな中、サソリが客席から投げ込まれるという珍事も…。

サソリは、数少ないマリリンマンソンが恐れるものです。アンチファンが嫌がらせをしようとしたのでしょうね…。

マンソンがライブ中に自殺するという噂も?

1996年のハロウィンに行われたライブ当日、会場が爆破予告を受け、不穏な空気のままライブを迎えました。

警察が捜査した結果、その予告は偽のものと分かり無事にライブは開催されます。

しかし今度は「ライブ中にマンソンが自殺するのではないか?」と噂されるように…。

マンソンはそれまで「自殺」という言葉をライブや曲の中で口にしてきましたが、そのライブ以降全く口にしないようになります。

その後、マンソンは自殺の噂について「もし自殺するなら、俺は全員を道連れにするから」と答えています。

彼らしいゾッとする答えですね…。

観客に放尿、そして逮捕

1994年、フロリダ州で行われたライブでマンソンは股間に穴の開いた黒い下着のみを付けてパフォーマンスしました。

その状態でも十分過激なのですが、彼はそれだけで飽き足らず、自慰行為のうえ最後に放尿…。

彼はその一件で「風俗営業規範」違反として逮捕されてしまいます。

しかし一晩拘置所で過ごし、精神鑑定をクリアして何事もなく帰ってくるのが彼の真に恐ろしいところです…。

まとめ

マリリン・マンソンは過激な思想やパフォーマンスで知られています。

彼は日本でも有名ですが、そのパフォーマンスは単に奇をてらってやっていると思っている人も多いのではないでしょうか。

思想や行動の良し悪しには触れませんが、少なくとも彼の奇行にはきちんとした理由があり、一貫した人物だということがわかりますね。

オカルトオンライン編集部

オカルトオンライン編集部一同です。 私たちの存在が一番のオカルトかもしれません。