今回紹介する未解決事件はイングランドのミドルセックス州にあるルイスリップで起きた未解決殺人事件です。
この事件では21歳のイギリス人女性が殺害されました。
広範な捜査がなされたのにもかからわず、誰も起訴されずにこの事件は幕を閉じました。
今回の記事ではそんな「ジャン・タウンゼントの殺人」について紹介していきたいと思います。
1954年9月に21歳のイギリス人女性が殺害されます。
ジャンメアリータウンゼントは、両親とサウスライスリップのベンプトンドライブにある家に住んでおり、ロンドンのウエストエンドで演劇のコスチューマーとして働いていました。
1954年9月14日の夕方、彼女はウエストエンドの社交行事に出席し、夜遅くまで外出をしていました。
そして深夜にセントラルラインの最終列車に乗りサウスライスリップに戻ります。
午後11時45分ごろ、彼女はサウスライスリップ駅を出発し、ビクトリアロードを一人で歩いているところが目撃されています。
しかし、彼女は家に帰ってくることはありませんでした。
翌朝、ビクトリアロードの北側の交差点付近(現在は聖グレゴリー大カトリック協会)の空き地で遺体として発見されるのです。
検死の結果、彼女は自分の持っていたスカーフで首を締められており、衣服を無理やり剥がそうとした形跡があったにもかかわらず性的暴行のあとはなかったそうです。
疑いの目はアメリカ軍人に向けられます。
現場近くに住む人物が夜遅くに女性の助けを求める声を聞いたと主張します。
それと同時に二人の男性も聞こえたと証言したのです。
そのうち一人がアメリカの訛りを感じだと証言したそうです。
その結果、この事件にはアメリカ人が関与しているのではないかという噂が強まったのです。
殺人事件が発生した後に、遺体が発見された周辺地域で、女性に近づこうとする謎の男が目撃されたり、無茶苦茶にされたりするといった報告もありました。
その他被害にあった女性が証言するには襲った男の特徴は以下の通りです。
①顔の額が高い
他にも同様の事件が発生したのですが、その被害者女性も同様に「顔の額が高い」と答えたそうです。
1971年6月にサウスリップにて再び殺人事件が発生します。
この事件でも、同じような手口が使われ殺害が行われていたのです。
絞殺で殺されており、使用されたのはスカーフでした。
1982年10月に、ダウン前途事件に関する多数の匿名電話呼び出しを受け、再調査を始めることが発表されました。
しかし、通話内容は明らかにされることは無く、発信元はいまだに不明のままなのです。
そしてこの事件は調査も不透明なまま進展し、何事もなかったかのようにこの事件は終盤に差し掛かってしまったのです。
最終的には連続殺人犯ピーターマヌエルによって殺害された可能性が高いとして、話題となりました。
しかし、彼の殺害への関与の直接的な証拠が出てこなかったのです。
研究者(捜査員)達は彼が短期間に南ライスリップ地域にいたことを確信していました。
しかし、必死の捜査は実らず惜しくも未解決事件となってしまいました。半世紀たった今でも「ジョンタウンゼンド事件」は未解決のままです。
容疑者として候補に挙げられた人物も数多くいたそうですが、どれも証拠不十分または理論的にあり得ないとして誰も起訴されなかったのです。
ここまでが、この「ジョンタウンゼンド事件」の一連です。
今回はざっと簡略して紹介してきたため、もっと詳しく知りたい!という方は、こちらからより詳しくこの事件について知ることができます。
当サイトでは多数の未解決事件についての記事を扱っていますので、どうぞ最後までお付き合いください!
参考:Wikipedia