な、グロい・エロい・不謹慎なホラー映画8作品の紹介。
“18歳未満の鑑賞・レンタル禁止”だけど、成人でも精神衛生的に良くない作品も多々あり…。
興味本位で観たら、後悔するかも……。
「人間同士を頭とお尻でつなげてみたい」
こんな欲求を無理やり叶えようとする、とってもサイコな作品。
と、続編ごとに人数が1ケタ増えていくところが、究極的に悪趣味で面白い。
1作目は北村昭博が日本のヤクザ役で出演していて、ガッツリ日本語で演技している点が見どころ。
海外のカルト映画に日本人が出演しているというだけで嬉しいし、彼に感情移入できる分『ムカデ人間1』はけっこう生々しくてゾッとします…。
悪趣味な作品に抵抗のない、心の広い(?)方におすすめ!
ホステル(格安宿泊施設のようなもの)を訪れた若者が監禁され拷問される様を描く、18禁のスプラッター映画。
この三拍子が揃って、何も起こらないはずがないですよね。
現代グロテスク・ホラー映画を作らせたら右に出る者はいない、鬼才監督「イーライ・ロス」の名を有名にした作品です。
『ホステル』に限らず、18禁ホラー映画が好きな人はイーライ・ロスをチェックすべし!
『ホステル』シリーズは、全作品”監禁・拷問される若者と、その様子を見て楽しむ金持ち“という王道すぎる構図が見どころ。
ストーリーなんてあってないようなもの。
ただただエロくてグロくて胸クソ悪い描写や展開を、頭を空っぽにして純粋に楽しめる作品です。
なんて想像すると、笑うに笑えないかも。でも面白いから観ちゃいます。
“撮影者が死亡または行方不明になり、そのビデオを第三者が見つけて公開した”という「ファウンド・フッテージ」によって撮影された、ホラー映画。
オムニバス形式となっていて、1つの映画で複数の短編を観ることができます。
これまでに、
合計3作品が公開されています。
ビデオカメラ視点のため、
という意見もありますが、そこが『V/H/S』シリーズの魅力!
高画質・手ブレなし・資金たっぷりのファウンド・フッテージは、作り物らしすぎてリアリティがなくなってしまう…。
低予算ならではのアイデアも込みで楽しんでほしい。
事故で死ぬ運命だったが、偶然助かってしまった主人公たち。
しかし運命では死ぬことが決まっていたため、決められた運命に従って1人ずつ殺されていく…。
という、毎シリーズ理不尽な”DEAD or DIE”が楽しめる、悪趣味なスプラッター作品。
まるでピタゴラスイッチのように偶然に偶然が重なる死亡シーンは、もはやコメディ。
などなどを、いかにも伏線っぽいアングルで映して、
と思わせて、まったく予想外の原因で死ぬ。
この裏切りが面白い!
死に方を予想しながら、その裏切りを楽しむ、ある意味”どんでん返し”系の作品かも。
これまでに、
上記5作品が公開されていますが、R-18は『ファイナル・デッドブリッジ』のみ。
どの作品も理不尽でグロいのに、なぜ『ブリッジ』だけ18禁なのかは謎…。
突拍子もない理不尽な死に様を笑って楽しめる人におすすめです。
意識高い系の大学生たちが、環境保護を訴えて未開のジャングルで自意識過剰に活動してたら、人食い先住民に襲われちゃう。
というお話。
臓物系のグロさをこれ見よがしに映してくる、18禁のカニバリズム作品。
本作の試写会にて、意識高い系が観客のヘイトをあまりにも集めすぎて、とある先住民に襲われるシーンは拍手喝采だった、というエピソードがあるとかないとか…。
どの人物がどういう顛末を迎えるか、ぜひ鑑賞して確かめてほしい!
真面目に考察すると、本作の主人公たちは意識が高い善人ではなく意識高い”系”であって、「なんか地球にいいことしたよね」って勝手に思ってるだけ。
“やらない善よりやる偽善”ですらなく、先住民に襲われるのもある意味”因果応報“だったりするから、一概に不謹慎とも言えないのです。
ただのカニバリズム映画と思って鑑賞すると、意外と深みを感じる作品です。
1993年に起こった実際の事件(埼玉愛犬家連続殺人事件)を題材にした、和製の18禁映画。
「R-18の邦画を1本観るなら?」と聞かれて、まず候補に入れたい作品です。
グロいし、怖いし、何よりでんでんがすごい。
日本アカデミー賞助演男優賞も納得の、圧倒的な狂気。
直接的すぎるR-18描写はもちろんですが、それ以上に「でんでんさんの凄さ」にも注目です。
鑑賞後は、
と思っているのに、忘れた頃に、
と思ってしまう。
そして、また後悔する。
園子温監督らしいエログロさ。それと、胸クソ悪さ。
おすすめです!
言わずと知れた、ホラー映画界のアイコン「レザーフェイス」に襲われる様を描いた、スプラッター・ホラー作品。
1974年公開の映画ですが、今観てもまったく古臭くないところがスゴイ。
画質は時代的に当然粗いのですが、その低画質感が恐怖感を煽ってくれる、4K・8Kの今こそ観たい古典ホラー作品です。
こんなところに、『悪魔のいけにえ』の凄さが垣間見えます…。
人間の皮膚で家具や小物を作るレザーフェイスは、アメリカの猟奇殺人犯「エド・ゲイン」を彷彿とさせ、それもまたリアルで怖い。
関連記事>>猟奇殺人犯「エド・ゲイン」のヤバすぎエピソード5選と異常性の考察
シリーズは上記の通りさまざまですが、最初に視聴するなら1作目、そしてリメイク版(『テキサス・チェーンソー』シリーズ)がおすすめです。
霊感をもち、その霊感を使ってニューヨーク市警で活躍していた、心霊捜査官「ラルフ・サーキ」の活躍を描いたミステリー系ホラー作品。
“霊感を使って事件を解決する”というあまりにもフィクションらしい設定ですが、この映画は本人が執筆した書籍が原作という、実話ベースの物語。
これまで紹介したR-18映画と比べると、特別にグロくもないし、エロいわけでもない。
『NY心霊捜査官』が18禁に指定された理由は、当時の未成年者が起こした事件に配慮した結果と言われています。
まさにその通りで、直接的な映像こそないものの”精神的にキツい描写”があるため、そこだけ注意。
斬新な設定と実話ベースのリアリティ、予想できないストーリー展開も含め、個人的にもっと知られてほしい良作映画です。
こんなタイミングで観ると、意外とスッキリできるかも。
マイナス(の気分)×マイナス(の映画)で、結果プラスに持っていく的な。
どれも良作なので、気になった映画からチェックしてみてください!