福岡県大野城市にある心霊スポット「牛頸ダム(うしくびだむ)」を知っていますか?
幽霊の目撃情報があったり、赤い服を着ていると霊に切りつけられるという噂があります。
福岡県といえば「犬鳴峠」や「力丸ダム」など、有名な心霊スポットが多い地域ですが、牛頸ダムでは実際に自殺や死亡事故が相次いでおり、2017年には一家心中とみられる事件が発生した、本当に恐ろしい心霊スポットなのです。
今回は福岡県の心霊スポット「牛頸ダム」の場所や心霊体験から、過去に起きた事件や事故をまとめて紹介。噂の真相に迫ります。
牛頸ダムは福岡県大野城市の牛頸川(うしくびがわ)に建設された県営ダムです。
昼は釣り人や散歩をする人でにぎわう、住民たちの憩いの場所として人気の牛頸ダム。夜景が綺麗で、夏にはホタル、秋には紅葉も楽しめるため、多くの人が訪れる観光地でもあります。
しかし同時に自殺の名所としても知られており、実際に自殺防止の看板が立てられています。
また東の雑木林には、なんの記録も言い伝えも残されていない、謎の祠(通称「山の神」)があったりと、怪しい雰囲気が漂っています。
そんな牛頸ダムでは、様々な心霊体験がささやかれています。とくに地元民のあいだでは、「赤い服を着てはいけない」といわれているようです。
見るだけで怖いのに、切りつけられたりしたら、たまったものではありませんよね。
牛頸ダムの場所はコチラになります。
[cc id=5875]福岡県大野城市牛頸(大字)481[map lat=”33.484734100000004″ lng=”130.4743661″ width=”800″ height=”600″]
そんな心霊スポットとして有名な牛頸ダムですが、まず名前からして不気味ですよね。
牛の首をいけにえにささげて作られた……そんな言い伝えが残っているとも言われていますが、牛頸公民館の公式ホームページを見てみると
・『筑前国続風土記』によると、平野神社の西にある古野山の形が、牛が首を伸ばした形に見えたことから「牛首」と呼ばれた。
・縄文時代、現在の牛頸付近は海岸線になっていた。「海の入り江」はアイヌ語で「うし」というので、ここから名付けられた。
・朝鮮の牛頭山(ソシモリ山)からやってきた渡来人が、故郷の地名である「牛頭」を村の名前にし、それが変化して牛頸になった。
……と様々な説があるようで、由来ははっきりしていないようです。
牛頸ダムは心霊スポットとして有名なだけでなく、ダムから変死体が引き上げられると噂され、現在でも自殺の名所として知られています。
また過去には実際に死亡事故や一家心中とみられる事件も起きています。
今回はそれらの牛頸ダムにまつわる事件・自己をまとめました。
ダムといえば、建設時に死亡事故が起こりやすいため、全国的に心霊スポットになりやすい傾向があります。
牛頸ダムでは、過去の記録を調べてみたところ、建設時の死亡事故は発生していないようです。
しかし、1998年、2008年、2017年には死者も出る事故や事件が起きています。
・1998年、牛頸ダム建設事務所近くにあったパワーショベルカーが転落。11歳の男子小学生に直撃。即死。
・2008年、牛頸ダム近くの道路でトラックが炎上。全焼したのち、中からは性別不明の焼死体が発見。
2017年の事件については最近のものですので、後半で詳しく取り上げます。
こうしてみると牛頸ダムでは、10年単位で人が死んでいるのがわかります。
観光地でもあり、昼は多くの人がにぎわう牛頸ダムですが、夜になると心霊スポットとしての顔をのぞかせます。
街灯がまったくないため、夜景が綺麗なのですが……灯りがないということは、そのぶん自殺がしやすいということでもあります。
ダムからはよく変死体が引き上げられるといいます。ですから自殺の名所といわれているのですね。
実際に自殺防止の看板がいくつも立っていますから、自殺が多いのは事実なのでしょう。
牛頸ダム 自殺防止の看板
画像引用元:にっぽん旅行記
自殺防止の看板には、自殺抑制のためのホットラインの電話番号が載っています。
しかしこのホットラインの電話にも、霊からの電話がかかってくるといわれます。無言電話などが非常に多いのです。
赤い服を着ていると切りつけられるというのは、自殺者のうち、赤いものへの執着や無念を持った人が、同じような服を着ている人を地獄へと誘おうとしているのかもしれません。
そしてダムから引き上げらえた変死体……本当にすべてが自殺体なのでしょうか?
自殺に見せかけた死体があってもおかしくはありません……。
2017年には、牛頸ダム近くの「大野城いこいの森水辺公園」で4人の変死体が発見される事件が起こりました。
2017年7月23日、午前7時45分ごろ、駐車場に止まっていた車内から成人男性と女児、男児の3人の死体が見つかりました。
そのため一家心中事件ではないかと見られたのですが、その後付近の林から成人女性の死体が発見され、殺人事件の可能性が浮上。
福岡県警春日署によると4人は家族とみられ、同居人から「(4人が)家を出て、いなくなった」と通報があったようです。
その後、事件の真相は明らかにされていません。この事件が一家心中事件だったのか、殺人事件だったのかは、現在でも不明です。
事件か、事故か、それとも……。
参考:産経ニュース
牛頸ダムで非常に怖いと思わせるのが、現代機器への影響です。
2017年に4人の変死体が見つかった「大野城いこいの森」ですが……ここも心霊スポットと呼んでいいのかもしれません。
大野城いこいの森では防犯センサーを設置しているそうです。もちろん防犯上のためですので、いたずらなどを抑止するためのものです。
しかしこの防犯のためのセンサーは、施設管理者の手によって切られてしまっているのです。
それは、あまりにも誤作動が多かったからです。
設備物の機会については、経年劣化の関係もあり、多少の誤作動については仕方がない部分もあります。しかし、該当のセンターはあまりにも誤作動とは考えられないくらいの反応を見せたそうです。
もしかしたら、牛頸ダムの霊障と関係しているのかもしれません。
センサーがしっかり作動していたら、事件は起こらなかったのかもしれないと考えると……4人の死は、牛頸ダムの自殺者たちの霊によって
今回は、福岡県の心霊スポット「牛頸ダム」を紹介しました。赤い服を着ていると、霊に切りつけられるといわれます。
また過去には実際に自殺や死亡事故、一家心中とみられる事件も起こった、本当に怖い心霊スポットなのです。
牛頸ダム以外にも、福岡県には「犬鳴峠」や「犬鳴村伝説」、「力丸ダム」、「旧仲哀トンネル」、「南畑ダム」など、有名な心霊スポットが多数あります。
どれもオカルトオンラインで詳しくまとめていますので、興味のある方はせびご覧ください。
牛頸ダムは昼は釣り人や散歩をする人でにぎわう、住民たちの憩いの場所です。夜景やホタル、紅葉も楽しめ観光地でもあります。
あなたの身近にある憩いの場所、今から行こうとする観光地も、恐ろしい心霊スポットなのかもしれません。
気づいていないだけで、怖いものはあなたの毎日に潜んでいます。このことを知ってしまったあなたの日常は、きっと恐ろしい非日常に変わってしまうでしょう。