神様の大暴走!ノアの方舟の話はよく考えたらめちゃくちゃ怖い

聖書の中のエピソードで有名な「ノアの方舟」のお話をご存じですか?内容まで知っているという人から、内容は知らないけど聞いたことはあるという人もいらっしゃることでしょう。

今回は、ノアの方舟についての解説です。

ノアの箱船のあらすじ

 

ノアの箱舟のエピソードについて簡単に説明していきます。

ノアの箱舟は、ノアとその家族が神様から言われて作った箱舟で大洪水を生き延びたというものです。大洪水は神様が起こしたもので、局地的な洪水ではなくて世界中が水に沈んだというとんでもない規模のものでした。

この時点で「おいおい神様なにがあったの」という感じですが、神様はノアに箱舟の作り方を教えて、ノアとその家族。そして、動物達を箱舟に乗せることにします。そして、この箱舟に乗った者だけが助かった・・・。そんな話です。

つまり、箱舟に乗っていない人や動物はすべて水に沈んだということになります。聖書あるあるですが、なかなか怖い話です。

神様が世界を水没させた理由

世界中を見ずに沈めたというノアの箱舟のエピソードですが、そんなにするほどに神様が怒った理由はなんだったのでしょうか。

創世記の6章にこんなことが書かれてします

5 主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。

6 主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、

7 「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。   

引用:創世記(口語訳)

つまり、地上に住んでいた人が「悪」で「それを悔いた」から「拭い去る」ために水に沈めたってわけです。

と、まぁ、なんとも過激な神様なわけですが、ここでノアに「箱舟」を作って生き延びる道を与えたわけです。つまり、簡単に言ってしまえば、ノアは神様のお気に入りだったというわけですね。

聖書の世界では、神様が地球をすべて作り、動物も人も神様が想像したという設定です。そして、神様は人に自由意志を与えてのびのびとを暮らせるようにした・・・だけど、人は神様が望んだようにはならず、裏切ってばっかりで神様は「後悔した」という流れです。

それにしても、「水に沈めてやる!」というなかなかに過激な方法で人類抹殺計画を立てて実行した神様!ちょっと怖すぎます。ちなみにこの洪水は40日40夜続いたそうです。だった40日で世界中を水に沈める神様・・・ものすごいパワハラ感です。

箱舟にはどんな人が乗っていた?

ノアの箱舟に乗せられたのは、ノアとその家族、そして、洪水が静まった後に繫殖するための動物のつがい、そして、食料などです。

聖書の中に書かれている箱舟のサイズは「長さ300キュビト 長さ300キュビト」というもの、長さは約135メートル、高さは13.5メートル程度です。

箱舟はかなりの大きさで、今でいうなら大型船くらいの規模だったと言われています。「そんなでかい船を素人が作れるわけない」と突っ込みたくなりますが、まぁ、そこはおとぎ話ですから目をつむりましょう。

ノアの箱舟の大きさは神様が指定したものだったそうですが、この大きさの比率は、とても安定性が高く理にかなったものだったそうです。聖書が書かれた時代にはすでに、安定した船を作る技術があったのかもしれません。

ノアの箱舟の建造にかかる時間に関しては、諸説ありますが聖書の中にその記述はありません。ただ、ノアはこの箱舟のって40日40夜の嵐を乗り越えて、水が引くまでの間生き延びてアララテの山地に漂着したそうです。

ノアの箱舟は実在したの?

箱舟で生き延びたノアの話はとてもキャッチーで有名ですが、ノアの箱舟が実在した証拠はありません。

また、本当に地球上のすべてが水没したのかと言われると、現実的に考えてそれはなかった考えるのが妥当かもしれません。伝説的な大洪水の記録はあるそうですが、本当に地球上のすべてが水没していたとしたら、そんなに短時間で水が引くことはないでしょう。

ただ、地球規模ではないものの局地的な洪水があったという可能性は否定できませんし、実際に洪水にまつわる伝説やエピソードは実在しています。

ただ、ノアの箱舟は木造だったでしょうから、残骸が見つかることないかもしれません。

まとめ

聖書の中のエピソードとして有名なノアの箱舟は、神様が人間を作ったことを後悔して起こした大洪水の話です。ノアとその家族、そして、つがいの動物を乗せた箱舟にの乗った者だけがこの洪水を生き延びたと言われています。

神様の過激すぎる制裁にちょっと引いてしまいます・・・。

 

参考資料:ノアの箱船とは何か?

      ノアの箱舟伝説 大洪水で有名なものがたりのあらすじ(内容)・解説

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中