宇宙はびっくりするような天体や現象の宝庫・・・。オカルトオンラインでも【宇宙で一番明るい天体!クエーサーってなに?初期宇宙の光を見ている!】、【びっくりサイズ!宇宙にある大きな星のスケール感が桁違い!】そして、【想像を絶する規模!宇宙にある星の数は”地球にある砂粒の数”より多い】
などなど、宇宙の話題をご紹介してきました。
今回、ご紹介するのはSNS映えしそうな変わった形の銀河です。
銀河と言われると、くるくると渦を巻いているようなルックスのものをイメージしますよね。
銀河は、簡単に言ってしまうなら星の集まりのことで、私たちの太陽系がある天の川銀河は棒渦巻き銀河だと考えられていますし、大きなアンドロメダ銀河は渦巻き銀河です。
中心には巨大なブラックホールがあるのではないかと考えられています。
銀河は渦巻!がポピュラーなわけですが、宇宙には変わった形の銀河があります。銀河が2つつながったようなM51″子持ち銀河”もオカルトオンラインで紹介しました。
そして、最近発見された銀河が・・・まるでドーナツみたいに中心にぽっかりと穴が開いていたのです。
まるでドーナツじゃん!というルックスの真ん中に空洞がある銀河は“R5519”です。アンドロメダ銀河~とか、子持ち銀河~みたいな名前はまだないといったところです。
この銀河までの距離はおよそ110億光年・・・。
光の速さでこのドーナツ型銀河(勝手に命名)に出かけたら、到着は110億年後・・・。間違いなく行けない距離であることは言うまでもありません。”R5519”ができたのは、宇宙誕生から30億年後という初期段階ということになるので、初期の宇宙でどうやって銀河が形成されたのかを知る重要な手がかりとしても注目されています。
画像引用が許可されていないので、ここで直接お見せできないのですが、CNNなどもこの銀河の発見を報じています。
110億光年というのは、かなりの距離。そのうち私たちの天の川銀河と衝突すると言われているアンドロメダ銀河250万光年です。
ちなみに、あまり知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、実はアンドロメダ銀河が条件が整えば肉眼でも観測することができますし、双眼鏡や天体望遠鏡があればかなり綺麗に見ることかできます。
となると、珍しい形のドーナツ型の銀河も是非とも見てみたいものですが、残念ですが”R5519”を目視で観測することはかないません。
なかなかのルックスをお持ちの”R5519”・・・。銀河は渦巻き型がポピュラーな中で、まさかのドーナツ型という変わったセンスの持ち主です。
最近、発見されたばかりの銀河なので、まだ解らない事だらけではありますが「どうも、別の銀河が衝突したんじゃないか」と考えられています。
そして、このドーナツの穴にあたる部分のサイズは、直径3万光年!ドーナツの穴を渡ろうとしたら光の速さで3万光年かかります。めちやくちゃ巨大!そして、このドーナツの部分・・・光っているリングの部分では星がどんどん誕生していると考えられています。
銀河といえば「あぁ、あの渦巻きね!」と思いがちですが、最近発見された銀河は、ドーナツのように真ん中に空洞があるという変わった形でした。
地球から110億光年の遙か彼方にあるこの銀河は、まるで真っ暗闇に浮かぶ巨大ドーナツのようです。銀河と衝突したことでこんな形になったんじゃないか・・・と考えられていますが、まだまだ解らない事だらけの天体です。
初期の宇宙でどんな風に銀河が形成されたのかを知るための重要な手がかりとしても注目されている”R5519”。とんでもなく遠いため、肉眼はもちろん市販されている天体望遠鏡での観察はできませんが、ドーナツ型という珍しい形はとても珍しく変わり者であることはどうやら間違いないようです。
参考資料:CNN.co.jp 漆黒の宇宙に浮かぶ「炎のリング」、ドーナツ状の銀河を発見
108億光年先、衝突によって巨大な穴ができた「火の輪」のような銀河