猟奇殺人犯「エド・ゲイン」のヤバすぎエピソード5選と異常性の考察

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  • 悪魔のいけにえ
  • 羊たちの沈黙

これら古典ホラー映画に多大な影響を与えた、猟奇殺人犯「エド・ゲイン」。

出典:Wikipedia「エド・ゲイン」

大量殺人鬼のイメージがあると思いますが、実は生涯に殺害した人数は「2人」だとされています。

“たった”といういい方は適切ではありませんが、なぜ2人しか殺害していないエド・ゲインが、これほど有名なのか?

それは、彼の猟奇性(=異常さ)に理由があります。

エド・ゲインの猟奇的なエピソードと、彼の人物像を掘り下げていきます。

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エド・ゲインの猟奇的なエピソード5選

20世紀のアメリカを代表する猟奇殺人犯ですから、そのエピソードは枚挙に暇がありません。

その中でも、想像するだけでもヤバすぎるエピソードを個人的に5つピックアップしました。

エド・ゲインの猟奇的な行為5選
  1. 墓場から中年女性の死体を掘り起こし、食器や衣服を作り続けた
  2. 家宅捜索で見つかった女性の死体は、全部で15人
  3. 皮膚を張りつけた太鼓を作り、人骨で叩き鳴らしていた
  4. 人間の唇を引きちぎり、家の窓に貼り付け日よけにしていた
  5. 切り取った女性器を自分の男性器にくるみ、乳房のベストと女性の頭皮を着て外を歩いていた

    そんなエド・ゲイン仕様のジャケットやバッグが、ネット通販で買えるようです。

    出典:カラパイア「通報確実。エド・ゲイン仕様の人皮加工が施されているゴム製のジャケットやバッグなどがネット販売中(ホラー注意)」

    持ってるだけで逮捕されそう……。

    なぜエド・ゲインは猟奇的になったのか?

    性善説・性悪説の違いはあれど、人間は誰もが無垢な状態で生まれます。当たり前ですよね。

    最初から猟奇的な精神をもって生まれてくる人間なんて、1人もいません。

    それはエド・ゲインも同様で、

    • 地元のベビーシッターとして子どもに人気だった
    • 物静かで礼儀正しく、住民からは「善良な隣人」と思われていた

    彼には、このような善良な一面もありました。

    そんな彼が猟奇的な行為に走った原因は、「彼が育った異常な環境」と「母に対する異常な愛情」が関係しています。

    エド・ゲインが育った”異常な環境”

    エド・ゲインの猟奇性を紐解く上で、彼の母親を抜きにしては語れません。

    彼の母親は狂信的なルター信者であり、自分と神以外のすべて(家族を含む)に否定的でした。

    また性的なものも心の底から嫌悪しており、息子(=エド・ゲイン)に対して異常な性教育を施してもいました。

    異常な教育の一端
    • 男性器を「悪の象徴」と教え込み、自分の性器に唾を吐かせた
    • 「他者は穢れているから一切関わるな」と、友達さえ作らせなかった
    • 「近いうち、神がこの腐りきった世の中を破滅させる」と終末論をたびたび聞かせた

    子どもの頃の多感な時期に「他人と関わるな」「性欲は悪だ」と植え付けられたエド・ゲインは、他者とうまく関わる能力を育むことができず、これが「他人を物とみなす」かのような猟奇性を生む原因となっています。

    また、この教育は彼女が信仰する聖書の教え(=性は神が創った”善きもの”という教え)から見ても歪んでおり、母親の根本的に歪んだ思考もまた、彼を後に苦しめる原因となっています。

    人間誰しも、母親の影響は大きいってことだね…。

    母に対する”異常な愛情”

    あまりにも歪んだ教育を受けたエド・ゲインですが、そんな母親を「愛していた」そうです。

    母が亡くなった時は号泣し、母の死後は完全に孤独を感じていたといいます。

    その孤独を埋め合わせるかのように始まったのが、彼の猟奇的な行為の数々。

    母親に似た中年女性の死体ばかりを掘り起こしては、皮膚や臓器を切り取り、服を作ったり部屋に飾っていたのです。

    その創作物に、母の面影を感じていたのかもしれません…。

    まとめ

    ナチュラル・サイコパスのイメージがありますが、実は彼の猟奇性には、明らかな原因があります。

    彼もまた、自分の異常さに苦しんでいた部分もあったのかもしれません。

    しかし、彼を擁護するわけでもありません。

    2人の女性を殺害したことは、絶対に許されませんから。

    ただ、

    • なぜ猟奇的な行為に及ぶのか?
    • なぜ異常な行動をとるのか?

    と、あらゆる角度から1人の人間を掘り下げていくと、必ずしも邪悪でない部分が見つかったりします。

    為す術なく邪悪に目覚めた『ジョーカー』を思い出して、少し悲しくなった。

    ISSE

    偉人が大好きな凡人ライター。 読みやすく分かりやすい記事をお届けします。