今年の夏も暑かった・・・。
ですが、9月に入り比較的涼しい日も増えて来ました。
豪雨や台風、そして、猛暑と日本でも「気候が昔とは違っている」ことを肌で感じる毎日ですが、海外でも「今までになかった」気象現象が観測されています。
南アフリカの高地で雪が降り、積雪が観測されました。
場所はケープタウンから180キロほどの場所にある高地で、雪が観測されるのは異例のことです。
中には、ボンネットに雪を乗せた車もいたそうで「ちょっと降った」程度ではなく、積雪していることが解ります。
【8月31日 AFP】南アフリカのケープタウンから約180キロにある町セレス(Ceres)を見下ろす山や高地で、同地としては異例の大雪が降った。29日には、雪遊びを楽しむ人々や、雪だるまをボンネットに載せて走る車も見られた。(c)AFP
異例の積雪ということで、ネットにもたくさん写真がアップされています。
結構、しっかり積雪していることが解る画像ですよね。
「あれ?地球温暖化は?」と言いたくなる異例の積雪ですが、一方で、グリーンランドでは観測史上初めて、雨が降った場所があります。
南アフリカで積雪したというニュースがありましたが、グリーンランドでは今まで雨が降ったことがなかった 標高3000メートルオーバーの山頂で雨が観測されました。
(CNN) 標高3000メートルを超すグリーンランドの山頂で、14日に降雨が観測された。雪ではなく雨が降ったのは、観測史上初めてだった。
山頂の気温は先の週末にかけ、氷点下を超えて上昇した。氷点下を上回ったのはこの10年足らずで3度目。
これは観測史上初のことで、地球温暖化の影響だとも言われています。
気温が氷点下を超えていたそうで、雪ではなく雨が降ったというのです。グリーンランドで3000メートル級の山頂だと降るのは雨ではなく雪・・・。それが、気温が上がった影響で雨になってしまったということなのでしょう。
この雨は氷の上に降り注ぎますから、当然、氷を溶かしてしまいます。この雨で氷床の上には70億トンの水が降り注ぎ、平均より7倍の量の氷が失われたそうです。
日本での暑い夏や、アメリカでの熱波、災害をもたらすほどの豪雨など「地球温暖化」の影響はじわじわと私達の環境を変化させているようにも思えます。
ですが、その一方で南アフリカで積雪したというニュースもあって不思議な気もしてしまいます。
周期的な気候変動なのか、それとも、人類の発展に伴う気候変動なのかは解りませんが、少なくとも、地球の環境が大きく変化していることは間違いなさそうです。
参考資料:
南ア山地に異例の大雪 ボンネットに雪だるま載せた車も 写真17枚 国際ニュース:AFPBB News
CNN.co.jp : グリーンランド山頂に降雨 観測史上初
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