河口の石を拾ってはいけない・・・

川が海に流れ込む場所のことを河口といいます。大きな川の河口はそれはそれは圧巻!の風景が見られるわけですが、河口近くでたまたま石を拾って持って帰ってたら”不運が続いた”って話があるんです。

河口の石は拾ってはいけない・・・不幸が続いた?!それはなぜなのでしょう。

 

河口の石は拾っちゃだめ?

地形にももちろんよりますが、河口にはいろんな形の石が落ちています。

中には面白い形のものもありますからついつい「拾っちゃおうかな」とおもうのも当然。

特にお子さんなんかは綺麗な石や形が面白い石を拾ってしまうかもしれません。でも・・・私が住む地域にも河口があるのですが「河口の石は拾ってはだめ」だと子供の頃から言われてきました。

別に石くらいいいじゃん!と思うわけですが、石を拾ってはいけない理由があるんです。その理由は「川を流れてきた石には良くないもの」があるからだそう。

もちろん、一つの石がどのくらいのを時間かけて河口までたどり着くのかは解りません。ですが、長い時間をかけて河口にたどり着いた石の中には、例えば、昔「墓石」の代わりに使われていた石も混ざっているというんです。

確かにお墓に石を置くことってある…そしてたまたまそんな石を持って帰ってしまったら…。

「良くないことが起こるよ」と言われたものです。

河口の石で不幸の連続?!

かなり地域性があるとは思うのですが、河口や川の石はひろってはいけないと言われているわけですが、当然、そんな風習を知らない人の方が多いのですから、持って帰っちゃう人もいます。

 

これは、私が聞いた実話なんですが、河口の近くに落ちていたちょっと大きめの石を「形がいいから」と持って帰ってしまった人がいました。

その人は特に悪気もなく、持って帰った石を自作の花壇の飾りにしたんです。

ガーデニングが趣味で花などの植物の世話には自信があったはずなのに、その石を置いている花壇だけどうしても育たない。花が咲かないのではなくて、そもそも育たないんです。

何度も土を変えて肥料をやっても同じ…どうしてだろうと思っていた時に、自宅の階段を踏み外して大怪我!おまけに長男が試験当日に体調を崩して受験に失敗…奥さんが交通事故と散々なことがわずかな期間の間に立て続けに起こったそう。

そのほかにも、大切にしていたものをなくしたり、かわいがっていた犬が突然死してしまったり・・・。そしてとうとう本人も病気になってしまいました。

いくらなんでも…こんなに不幸が続くのかと不振に思って近所のお寺に相談したんですって、だけど「特に変わった感じはしない」とのこと。お経を唱えて貰って帰宅・・・。その後、数日間は良かったそうですが、今度は謎の発熱!

これは絶対におかしい!

そう思って”なんか見えるらしい”と評判だった人に相談に行ったのです。家を見て貰うことに・・・すると、真っ先にその花壇を方へ行って「この石を元あった場所に返した方が良い」

と言うんです。石を拾ってきたことは話してなかったのに!ここでやっと「石が原因だった」ことに気づくことになります。

結局、石を元の場所に戻して、神社でお祓いをしたところ花はすくすくと育ちはじめ、続いていた不幸もなくなって日常が戻ってきたそうです。

川はいろいろなモノや念を流すもの

なぜこんなことが起きたのか、この石がもともと何に使われていたのかは解りません。

ですが、川は山の上からたくさんの町を通って流れ下って海にたどり着きます。その間に川には念や不浄のものも流れ込むのです。除霊のほうほうのひとつ”水背書き”も最後は川に流して終了しますよね。

その最終地点が河口だと考えると確かに”拾わない方が良い物”が流れてきている可能性はゼロではありません。

 

まとめ

今回は、川と川の石にまつわるお話をしました。ちょっと・・・いや、かなりホラーな話しでしたがいかがでしたか?

川の最終地点となる河口・・・そこには念や不浄のものが付着したままの石などが流れついている可能性もあります。そして、どの石がダメでどの石なら大丈夫かを見分ける方法はありません。

河口付近に落ちている石を拾って帰ってはダメ!という地域もありますし、気に入った形の石があってもあまり拾わない方がいいかもしれません。

 

 

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中