新型コロナウイルスの新規感染者の数が増えている・・・連日の報道でもうご存じかと思います。
気温の低下、湿度の低下が感染しやい環境を作っているとも言われています。インフルエンザも毎年流行するこの季節。今年は新型コロナウイルスも感染にも気をつけて行かなければなりません。
オカルトオンラインでもご紹介した新型コロナの第3波か?インフルエンザとの同時感染は?GoToはどうなる!?・・・新型コロナウイルスとインフルエンザの両方に感染してしまう人も出できています。
新型コロナウイルスのワクチンの有効性が確認されるなど、良いニュースもありましたが、それと同時に最近の感染者の数はちょっと怖い・・・。
その原因がGoToトラベルかもしれないというのです。
GoToトラベルとは、旅行代金の一部を国が補助してくれるというものです。これは、新型コロナウイルスの感染拡大でダメージを受けた観光業を支援するためのもので、政府が事業規模108兆円におよぶ「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」の中のひとつの政策として行われているとても大規模なものです。
「Go To トラベル」に当てられている予算は、1兆6794億円。この予算で、対象は国内旅行で、代金の半額(一人上限2万円分)の割引や地域で使えるクーポン(旅行代金の15%相当分)の発行がされます。
つまり、良い宿に安く泊まれる上に、クーポンまで貰えるというめちゃくちゃ得なキャンペーン。
これで、みんなに旅行して貰って観光業をもり立てようというものです。
お得に旅行ができるGoToキャンペーンですが、忘れてはいけないのは「人が動けば感染拡大する」ということです。
GoToキャンペーンが開始されたのは夏・・・夏にも新規感染者の数が増加した時期がありましたが、その後、落ち着きを見せていました。
旅行しても大丈夫なんじゃない?
そんな気持ちが芽生え始めたころに、今度は、GoToイートも始まり・・・お得な食事券の発行やポイント還元なども話題になりました。
とそこ来ての、この感染者の数・・・。
新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長代理をしている脇田隆字さんは
「Go To トラベル」の対象に10月1日から東京発着の旅行が追加されたことで「道内の感染状況を加速させた可能性がある」
として、感染者の数が増えている原因のひとつにはGoToキャンペーンがあるのではないかという見方を示しています。
確かに、GoToトラベルは東京での感染者の数が増えたことで一時的に東京発着の旅行は対象外とされていました。
ですが、新規感染者の数が落ち着いたことで、東京も追加されていました。ですが、東京の感染者数が十分に減らないままの追加だったとも指摘されています。
人が動けば経済は回る。だけど、ウイルスも拡散してしまう・・・。
特に、東京から北海道のコースは人気があったため、東京から北海道にウイルスが流れ込んだのではないかというのです。
新規感染者の数が増え、医療機関が対応できなくなることが予想された場合、一時的なキャンペーンの中止や延期といった措置はあるかもしれません。
また、再度の緊急事態宣言についても「法律上、できないわけではない」のは事実です。
ヨーロッパやアメリカでも再び感染拡大している新型コロナウイルス。先日、オリンピックのバッハ会長がオリンピックを有観客で開催することを目指すとしましたが、来年の東京オリンピックはどうなるのか・・・。日本だけでなく世界でコロナがどうなっているかが鍵になりそうです。
参考資料:「GoTo東京追加で道内の感染加速」 脇田・国立感染症研究所長