新型コロナウイルスの流行で臨時休校になったり、いろいろなイベントが中止になったりと不安な日々が続いています。
ウイルス対策のためにとたくさんの人が欲しいと考えたマスクや消毒液の不足・・・。そして、デマで不安になって買い込む人が急増したトイレットペーパーやティッシュペーパー、保存が利く食品も買いだめをする人がいるとか・・・。
こんな情景を目の当たりにしたら「新型コロナウイルスってヤバイの?」って不安になりますよね。
でも・・・実は地球には、新型コロナウイルスよりも怖い致死率が高いウイルスがあります。そして、新型コロナウイルスの今のデータを見るとパニックを起こして過度に恐れる必要はなさそうなんです。
では、ちょっと、見てみましょう。
新型コロナウイルスり致死率については、まだ、今からデータを取って調べていくという段階です。
ですが、2020年2月29日の段階で、感染者の80%の人は症状が比較的軽かったという報告書をWHOが出しています。
そして、その中には症状がない人もいました。
新型コロナウイルスで重傷になる人の割合は全体の13.8%で、重傷になった人の中でも命に関わるレベルまで重篤化した人は6.1%とされています。
つまり、ほとんどの人は軽傷で命を落とす人の率は決して高くないんです。
でもこれは、中国のデータを元にしたもの・・・。では日本はどうなんでしょうか。
2020年2月28日の日本では感染者は234人、に対して亡くなった方は5人ですから、亡くなった方は約2パーセント程度です。もちろんまだまだデータ不足ですが、今の段階で「感染したら高確率で死ぬ」ようなことはなさそうですね。
参考資料:厚生労働省
WHO調査報告書 症状の特徴・致死率など詳しい分析明らかに NHK
新型コロナウイルスの致死率は大して高くないことが解ってちょっとほっとした・・・。
ところで、地球上で発見されている、本気でヤバイウイルスをちょっとだけ見てみましょう。
ヤバイウイルスといえば!
エボラ出血熱です。
エボラ出血熱の致死率は平均で50%となかなかヤバイ致死率です。2014年~2016年にかけて大流行の兆しをみせたこともありました。
エボラ出血熱に感染すると高熱などの激しい症状に見舞われ、そして、出血します。そして最悪の場合は死に至るという恐ろしい感染症です。
参考資料:エボラ出血熱について (ファクトシート)
ニパウィルス感染症・・・あまり聞き慣れない感染症ですがこの致死率が激ヤバ!
致死率は40から75%で推移しているのです。こんな致死率の高いウイルスに感染したら・・・私なら絶望しちゃいます。致死率75%ともなれば、感染した人の大半は命を落とすいうこと。。この数字は怖すぎます。
ニパウイルスは、マレーシア北部で見つかった感染症で発熱やめまいなどの症状があるそう・・・。そして、このニパウイルスは再燃(2回感染する)ケースがあったとも言われています。
参考資料:ニパウイルスについて
えっ?インフルエンザ?
なんて思っていると痛い目に遭います!インフルエンザにはいろいろな種類があるのですが、H5N1は致死率50%以上の恐ろしいインフルエンザです。
ヒト型のインフルエンザではありませんが、今後、ヒト型のインフルエンザに変異する可能性もある・・・怖いウイルスです。
参考資料:鳥インフルエンザA(H5N1)
SARS・MARSは、新型肺炎と同じコロナウィルスという種類のウイルスが引き起こす感染症です。
新型肺炎は新型のコロナウィルスですが、SARS・MARSもコロナウィルスが原因です。SARSの致死率は約10%、そして、MARSの致死率は35%と新型コロナウイルスと比べるとなかなかヤバイ数字です。
参考資料:SARSという病気について
毎年、寒くなってくると流行するのインフルエンザ・・・。なんだかもう慣れてしまっていますが、2019~2020年のシーズンでインフルエンザで亡くなった人は3000人を超えています。
コロナウィルスで大騒ぎしていますが、よくよく考えてみると、毎年3000人以上の人がインフルエンザで亡くなっているんです。
そう考えて見ると、新型コロナウイルスを過度に恐れる必要は無い。むしろ、毎年、インフルエンザが流行していることの方がずっとやばかったのかもしれません。
もちろん、だからといって新型コロナウイルス対策をしなくてもいいというわけではありません。
インフルエンザとの決定的な違いは検査の方法と薬です。インフルエンザは病院で検査できますし、タミフルやリレンザなどの薬がありますが、新型コロナウイルスにはこれがありません。だから「対策」をしているというわけです。
参考資料:2020年2月28日 インフルエンザの発生状況について
新型コロナウイルスに戦々恐々としている毎日ですが、新型コロナウイルスよりもっと致死率が高いウイルスもありますし、そもそも毎年流行っているインフルエンザの方が日本国内での死亡者数は多いんです(2020年3月1日の日本)。
うがいや手洗いなどの対策は必要ですし、感染しないようにするための努力はしたほうがいいのですが、怖がりすぎることはありません。
いつもの日常は必ず戻ってきますから、安心しましょう。
ちなみに感染率は弱いものの、致死率が100%という最恐のウイルスも存在します。コチラで詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。