世界中で流行している新型コロナウイルス。
ヨーロッパでは再び感染が拡大し、ロックダウンや外出自粛といった措置がとられはじめました。アメリカのトランプ大統領も新型コロナウイルスに感染し、アメリカ大統領戦にも新型コロナウイルスは大きな影響を与えそうです。
2020年は新型コロナウイルスのパンデミックですべてが変化した年でした。
マスクの買い占め、トイレットペーパー品薄というデマ・・・日本でも緊急事態宣言が発出され、私たちは今までにない経験をしました。
そんな新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、パンデミックとなっている中で「200日連続」で新型コロナウイルスの感染者がいない国があります。
それが”台湾”です。
台湾にも新型コロナウイルスは上陸していました。
ですが、新型コロナウイルスの感染者が最後に確認されたのは2020年4月12日。そして、2020年10月29日までの間、新型コロナウイルスの感染者が確認されていないのです。
日本では夏の感染者の増加が「第二波だった」と言われていますが、台湾には第二波と呼べるような感染拡大の波は今ところ訪れていません。
台湾では、553の新型コロナウイルスの感染者が確認されたのですが、亡くなったのは7名ととどまっています。台湾の人口は 23,590,744人ですから、いかに感染を押さえ込んでいるかが解ります。
そして、台湾では200日連続で新規感染者なしという状況ですが、マスクや消毒を徹底しているそう。
SARSが流行したときの経験が生かされているという意見もありますが、マスクの購入を管理したり、早い段階で入国制限をしたことなどがこの結果を生んでいるのかもしれません。
台湾は新型コロナウイルスをコントロールできている国のひとつであることは言うまでもありません。
一時期、韓国の「K防疫」がマスコミで賞賛されていましたが、韓国でもクラスターが確認されていますし、やはり防疫面で成功しているのは台湾でしょう。
台湾が防疫で素晴らしい成果を出している一方で、新規感染者が増えているのがヨーロッパです。フランスがロックダウンに入り、そして、イギリスでも一部の地域で部分的ロックダウンを実施するとジョンソン首相が発表しています。
年末年始の大切な季節を前にして、今、ロックダウンをすることで感染を抑止するためのロックダウンとも言える今回の措置ですが、期間は11月5日からだそう。
イギリスでは新型コロナウイルスの感染者の累計が100万人を突破しており、これ以上、感染を広げないためには部分的ロックダウンしかないという判断をしたようです。
防疫に成功している台湾のような例もありますが、やはり新型コロナウイルスはとてもやっかいな感染症・・・。
空気が乾燥して気温が下がるこれからの季節、日本がどうなるのは気になるところです。
空気が乾燥すると飛沫が飛びやすくなり、感染しやすくなるのではないか・・・と言われています。インフルエンザが例年流行するのも秋から冬ですよね。
日本では、マスクの着用率も高く感染者はいるものの死亡率は低く推移しているわけですが、秋から冬は油断できない季節と考えていいでしょう。
マスクの着用や手指の消毒などを徹底は必須!
年末年始はみんなで集まってワイワイしたくなる時期ですが、今年はグッと我慢する冬になるかもしれません。
新型コロナウイルスの感染者が200日連続で0の台湾の防疫が注目されています。
ヨーロッパでは再びロックダウンする国も出始めており、世界的にはまだまだ感染が治まっていない新型コロナウイルス・・・今から冬を迎える日本でも今まで以上に感染対策を徹底して油断しないようにしたいですね。
参考資料:台湾内で200日連続感染なし-新型コロナ対応「世界最良」との評価も – Bloomberg
英首相、イングランドの部分的ロックダウン発表-コロナ感染急拡大