カテゴリー: その他のお話

新型コロナでロックダウン・・・ロンドン市長が重大インシデント宣言

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっていますが、今回の感染拡大で申告な事態に陥っている国のひとつがイギリスです。

イギリスでは感染力が強いのではないかと言われている変異種が発見されており、感染者数がとんでもないことになってしまっています。

 

イギリスの感染者が一日6万8000人・・・死者は1300人

新型コロナウイルスが広がって、ロックダウンされているイギリスではかなり深刻な事態に陥っています。

英政府は8日、新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者が約6万8000人、死者数が約1300人で共に過去最多を更新したと発表した。

引用:英の感染者6万8000人、死者は1300人…1日あたりで過去最多(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース

日本では一日あたりの感染数が7000人を超えたとか、東京で2000人以上の感染者・・・という数字で驚いていますが、イギリスでは一日で6万8000人の感染者が出ている日もあるんです。

すでにワクチンの接種も始まっているイギリスですが、ワクチンが広まる前に感染者が爆発的に増えているよう・・・。

イギリスでの感染者の8割が、70%感染力が強いかもしれないと言われている新型コロナウイルス変異種で、ロックダウンされた後でも感染者数が増加しています。イングランドではロックダウンが始まっていますが、一日あたり5万人以上の感染者が出ており、事態は深刻です。

ロンドン市長が重大インシデント宣言

新型コロナウイルスの感染者が増加している現状を受けて、ロンドン市長は重大インシデント宣言をしました。

重大インシデント宣言とは

 

「ひとつまたは複数の緊急対応機関による特別対応の実行が必要となる、深刻な結果を引き起こした出来事や状況」と定義されている。

「平常業務で対応できる範囲を超えている状態」を指しており、具体的には「深刻な危害や被害、破壊行為のほか、人命や福祉、必要不可欠なサービス、環境、国家の安全に対するリスクを伴う」

引用:重大インシデント宣言とは ロンドン市長が発出、医療崩壊の危機

というもの。緊急事態宣言に近いような印象を受けますね。

本来なら、大規模火災などの重大事故や有事の際に宣言されるものですが、ロンドンでは新型コロナウイルスの感染拡大で重大インシデント宣言がだされたのです。事態の深刻さがうかがえます。

 

日本も同じ道をたどるのか

イギリスの現状が恐るべき事になっているわけですが、気になるのは「日本も同じようになるのか」ということです。

春先には、ニューヨークで新型コロナウイルスが猛威を振るっており「今、接触を減らさないと二週間後にはニューヨークのようになる」なんて言われていましたが、努力の結果、そうなることはなく第一波は収束させることができました。

では今回はどうなのでしょうか。

一部の地域には緊急事態宣言が出されましたが、都会の人出があまり減っていないという話も聞かれます。

新型コロナウイルスの感染者などの数字にちょっと慣れてしまった感も否めません。ただ、もし、イギリスの変異種が日本に入ってきて市中感染を引き起こしたら・・・とんでもない数字の感染者が出てしまって、医療崩壊を引き起す可能性もあります。

イギリスの現状を見て、私たちができることは感染をなんとか止める努力でしょう。

今でも東京では6700人が入院先や療養先が決まっていないといいます。このまま感染者が増えたら・・陽性になっても入院もできないし、療養先も決まらないとなると不安ですよね。

病床も人も足りない今、私たちにできることは感染を広めないようにすることです。

 

参考資料:新型コロナ: 東京、6700人の入院・療養先決まらず 病床・人手不足で: 日本経済新聞

 

 

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中