今回紹介する意味が分かると怖い話「井戸の死体」というのはかなり有名な話で一度は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか?
最初にこの話を簡単に説明すると「死体を井戸に捨てたのに次の日にはその死体が消えている」というものです。
この説明だけではまだまだ分からないと思うので、この記事では解説を含め「井戸の死体」について紹介していきたいと思います。
なお、当サイトでは意味が分かると怖い話を複数掲載していますので興味のある方は読んでいってください!
ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていなかった。
次の日も、次の日も死体はそのままだった。
この話を聞いて大体の方がわかったのではないでしょうか?
重要になるのは最後の「母親を殺すところから次の日までの期間」です。
その日に殺した人物の死体を井戸に捨てても次の日にはその死体は忽然と姿を消していた。
さらに数十年後に再び人を殺し死体を井戸に捨てても次の日にはまた消えている。
おそらく、話の主人公が処理をしていないのならこの主人公の近くにいる人間が監視し処理しているのではないでしょうか?
そして、主人公が介護が必要になり邪魔になった母親を殺し井戸に捨てた結果、次の日には死体が消えていなかった。
つまり、今まで主人公が殺した死体を処理していたのは母親だったのです。
自分の息子のねじれ曲がった愛とねじれ曲がった性格を陰ながら受け止めていたと考えると、どれだけ母親の心がいたかった事か・・・
人間の怖い差を感じるとともに、母親が抱いている自身の息子に対する悲しい気持ちなどを考えると心がいたくなるような話だと筆者は思いました。
そして、実はこの話には元ネタがあるといわれているのです。
この元ネタについて少し次の見出しにて紹介していきたいと思います。
先ほど言った通り「井戸の死体」には元ネタがあるのです。
その元ネタとは「七つの怖い扉」という短編ホラー州の中に掲載されている阿刀田 高氏「迷路」という話です。
この話は簡単に説明すると、家に井戸のある男が、殺してしまった者を井戸に投げこんだら、井戸から死体が消えた。だが、母を投げこんだら、いつまでも死体は消えずに残ったという話です。
やはり元ネタになった通り聞いた感じ全く同じですね。
しかし、「迷路」のほうはオリジナルでミステリー要素が強く短編だが長く楽しめるようになっているので興味のある方は是非買って読んでみてください。
・雰囲気があって面白い
・書き方が引き込まれるような書き方ですっと読めてしまう。
あくまでもオリジナルは「七つの怖い扉」の「迷路」ですので忘れないでください!
いかがだったでしょうか?
かなり有名な意味が分かると怖い話「井戸の死体」について紹介していきました。
まさかこの話に元ネタがあるなんて思いませんでした
筆者は少しだけこの元ネタである「七つの怖い扉」に興味が沸いたので買って読んでみたいと思います。
もし、興味が沸いた方は筆者同様読んでみてはいかがでしょうか?