台湾出身の歌手、テレサテンさんをご存じでしょうか?
昭和生まれの人なら、名前くらいは聞いたことがあるはす・・・かわいらしいルックスと素晴らしい歌唱力で高く評価されていたアーティストです。
実は、テレサテンさんはもうこの世にはいらっしゃらない故人・・・ですが、実は「暗殺されたのでは?」という説があるんです。
テレサテンさんは、台湾出身のアーティストで「アジアの歌姫」と呼ばれた人です。
10歳の時にラジオ局が主催していた歌唱コンテストで優勝して14歳でデビューしたという天才。日本だけでなくアジア各国で大人気のアーティストとなりとにかくすごく人気がありました。
「つぐない」や「時の流れに身をまかせ」などのヒット曲はとても有名です。カラオケで歌っている人もいるのではないでしょうか。
1984年からの2年間で、日本有線大賞と全日本有線放送大賞をダブル受賞しソロコンサートも開催!まさに人気絶頂でした。そして、1986年には中華人民共和国で禁止されていた彼女の曲は事実上解禁され、中国でもブームを巻き起こします。
テレサテンは、中国で行われていた民主化要求デモを支援する目的のコンサートにも参加・・・政治的な活動が目立ちだします。この頃、民主化活動家との交流もあったとか・・・。そして1989年にあの天安門事件がおこるのです。
もちろん、テレサテンが天安門事件で亡くなったというわけではありません。彼女は天安門事件の年にパリに移住してています。そして、パリで中国への思いを歌った曲のレコーディングを開始。
ですが、このあたりから体調を崩し始めるのです。
テレサテンは、42歳の若さでこの世を去りました。
場所は静養のために訪れていたチェンマイのホテルで、原因は気管支喘息とされています。台湾では台湾政府葬儀委員会が設置され、テレサ・テンさんの葬儀は国葬となりました。
実は、テレサテンが42歳の若さで亡くなったのは、暗殺されたのではないという説があるんです。
アジアの歌姫と呼ばれたテレサテン・・・。暗殺されたのではないかという都市伝説があります。
まず、テレサテンは政治的なコンサートにも出演していたこと、そして、政治亡命した人との交流もあった。さらに、テレサテンの命日は彼女の父親の命日と同じなんです。
静養していたタイのホテルには、恋人も同行しておりホテルの最上階の部屋で過ごしていました。
実は、世界中を飛び回ることができる歌手という立場を生かしたスパイだったのではないか・・・とか、民主家運動に参加していたことで、暗殺されたのではないかという説もあります。事実として、当時の中国では、天安門事件などが起っていて政治的な緊張が国内で高まっていました。
そこに、中国と台湾の複雑な関係があるわけですから、暗殺のターゲットになっても不思議ではありません。有名アーティストが民主家運動に参加している・・・その計り知れない影響力を恐れた”何か”の力が働いて暗殺された・・・。
そう考えている人も少なからずいるのが事実です。
テレサテンの死亡理由として正式に発表されている気管支喘息ですが、彼女は確かに気管支喘息の持病をもっていたそうです。
アジアの歌姫と呼ばれ、歌手としての才能を幼い頃から開花させて成功したテレサテン・・・。絶大な人気を誇る彼女は42歳という若さでこの世を去りました。
生前、政治的なコンサートに出演するなど、民主家運動をしていたこと、そして、急に訃報が報じられたことで「暗殺されたのではないか」という都市伝説が今でもまことしやかにささやかれています。
私たちが知らない事実があるのか、それとも本当に気管支喘息で惜しくも命を落としてしまったのでしょうか・・・。
参考資料:テレサテンの死因に暗殺とスパイ説?死顔画像や葬儀の謎とは?