ものすごい引力で光さえも引っ張りこんでしまうブラックホール・・・謎に包まれた天体についてオカルトオンラインでも【ブラックホールは実は超危険な天体だった!】や【ブラックホールの威力が桁違い?!光も空間も歪める事象の地平面ってなに?】
といった記事で取り上げてきました。
不思議で謎めいていて、なんだか怖いブラックホール・・・が爆発したかもしれないという巨大爆発が起こったのをご存じでしょうか。
ものすごい引力であらゆるものを引っ張ってしまうブラックホール・・・事象の地平面という境界の先を私たちは見ることができません。
宇宙にはたくさんのブラックホールがあるといわれているのですが、ブラックホールは、質量が重い恒星が最後を迎える超新星爆発の後に残る極めて引力が強い天体です。つまり、ブラックホールそのものも爆発現象でできるということ・・・。
もちろん、すべての恒星がブラックホールになるというわけではなく質量が重い恒星だけがブラックホールになります。そろそろ超新星爆発しちゃうかも?期待されているベテルギウスも、爆発後はブラックホールではなく中性子星になると予想されています。
選ばれた恒星だけがブラックホールへと変貌するのです。
質量が重い恒星が超新星爆発をした後にできると考えられているブラックホールですが、ブラックホールが爆発したのではないかと言われる、巨大爆発が観測されました。
私たちの地球からの距離は、3億9000万光年という遙か彼方でした。というか、こんな規模の巨大爆発が至近距離で起こったら・・・地球はもちろん、太陽系への深刻なダメージがあることは想像に難くありません。離れていてよかったんです。
へびつかい座の銀河群の中で起こった巨大爆発は、天の川銀河15個分もの特大サイズの痕跡を残しました。
この痕跡とはなにか・・・、爆発の規模は観測史上最大で、爆発でできたガスの痕跡が天の川銀河15個分に相当するとされています。痕跡が銀河15個分ですから、おそろしい規模の爆発・・・。ちなみに、天の川銀河は 1000億の恒星で構成される 直径が10万光年、厚さが約1000光年の銀河です。これの15個分ということですから、かなりの巨大爆発だったことが解ります。
研究者によると、この巨大爆発は、銀河の中心にあった巨大なブラックホールが爆発して起こったものではないか・・・と。
あらゆるものを引っ張ってしまうブラックホールが、爆発する・・・ちょっと不思議な気もしますが、もともとブラックホールはいろんなものを引っ張っばるだけが特技ではありません。
ブラックホールには、吸い込んだものを吹き飛ばす作用があることは解っています。つまり、吸い込んでばかりではなく吐き出すこともあるんです。
ですが、今回の巨大爆発は通常のそれとは規模が違った・・・これまで考えられてきた爆発のエネルギーの5倍程度に相当する超巨大爆発だったそうです。
引っ張っるときもそして、吹き飛ばすときも半端ないブラックホール。爆発現象の後は、空洞が生まれるそう・・・。地球から遙か彼方で起こった巨大爆発のあと、宇宙空間でどんなことがおこるのでしょうか。
参考資料:宇宙観測史上最大の爆発を確認、巨大ブラックホールが原因と天文学者
地球から3億9000万光のところで起こった超巨大爆発・・・天の川銀河15個分の痕跡を残した観測史上最大の巨大爆発は、銀河の中心にある巨大ブラックホールが爆発したものではないかと考えれています。
この爆発の後、その空間には空洞ができたそうで、空洞が巨大であることなどから「ブラックホールが爆発したんだろう」とされています。
あらゆるものを引っ張ってしまうブラックホールが起こす巨大爆発・・・地球からの離れていたから観測できただけで、何事もありませんが、もし至近距離だったら・・・。ちょっとゾッとする現象でもあります。