オカルトオンラインもいろいろと紹介してきました宇宙の話し・・・想像を絶する規模!宇宙にある星の数は”地球にある砂粒の数”より多い とか隣の星を吸い取る?!吸血鬼みたいな星!ヴァンパイア・スターとはなどをご紹介してきました。
宇宙のスケールがすればほんのご近所と言って良いのが、私たちが住んでいる太陽系・・・とはいうものの太陽系が決して小さいというわけではありません。私たち人類は月には降り立ちましたが、それ以外の太陽の惑星に降りたことはありませんし、太陽系のことがすべて解っているというわけでもありません。
人間のスケールからすると巨大な太陽系・・・その太陽からかなり離れたところにある外縁天体という天体をご存じでしょうか。
惑星から降格させられてしまった冥王星さん…少し前までは太陽系で一番太陽から遠い第9惑星だったのですが、今は準惑星というカテゴリーに分類されています。
私たちが住む太陽系の仲間であることは間違いない冥王星ですが、冥王星も実は外縁天体に分類されています。
外縁天体は太陽系の中でも天王星よりも外側を公転している天体のことです。
軌道長半径が30.1au以上のもの(1auは地球と太陽の距離)が外縁天体と呼ばれています。キロメートルに直すと1auは1億4960万kmです。光の速さで8分もかかる距離。この1億4960万キロが1auですから外縁天体がいかに太陽から離れているかがよくわかります。
もちろん宇宙の規模からすればもうすぐそこ!というかかなり近く!ではありますが、人間が宇宙船にのって行ける範囲ではありません。
太陽系の第9惑星だったのに、いきなり外縁天体の仲間入りをしてしまった冥王星さんですが、別の言い方をすれば、人類が最初に発見した外縁天体だともいえます。冥王星が発見されたのは1930年…月よりも直径が小さい冥王星を今から90年前に発見したのは大金星といっていいでしょう。
次に外縁天体が発見されるのは1993年のアルビオン、他にもエリスやハウメアという外縁天体が発見されました。
地球から距離があり、自ら光を発していない外縁天体は80個以上発見されています。
海王星より遠くにある太陽系の天体…外縁天体ですが、なんとなく「地球より小さい星」を連想してしうというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに人類が初めて見つけた外縁天体の冥王星もサイズはコンパクト!地球の衛星である月よりも冥王星のほうが小さいんです。
ですが、まだ発見されていないだけでもしかしたら地球サイズの大きな外縁天体があるかもしれない…そう考えている天文学者さんも、いらっしゃるです。
もちろん、現段階では地球サイズの外縁天体は発見されていません。ですが、外縁天体の軌道を分析したところ他の天体に引力の影響を与えているまだ発見されていない天体がある可能性が出てきたそう。
外縁天体の中には思いがけない軌道で公転している天体が発見されているのです。つまり、そんな思いがけない軌道を描きながら公転しているのは、その天体に引力で影響しているもっと大きな天体がある可能性がある…かもしれないというんです。
もし仮に地球サイズの外縁天体が複数存在していたら、その周囲の天体に引力で影響を及ぼしている可能性は大!
ですが、仮にあったとして地球に何か影響があるかと言われれば答えは「ほぼない」といっていいでしょう。
もともと私たちが発見できないない天体が見つかることはよくあることです。また、地球からの距離がかなり離れているので、月に行ったようにその未知の外縁天体に人類が降り立つことはまずないでしょう。
では?移住先としてはどうか…と考えてみても、太陽からの距離が遠すぎて気温がとても低く氷に閉ざされた極感の惑星であることは確実です。つまり、人類が住むのに適した環境ではありません。
ですが、もし、海王星より遠い外縁天体に地球サイズの天体があってそれが発見されたとしたら…これはとんでもない大ニュースになることでしょう。
今回は太陽系の外側を回っている外縁天体という天体についてのお話でした。
かつて太陽系の第9惑星だった冥王星をはじめとした外縁天体は太陽から遥か遠いところを公転している天体です。
もしかすると…外縁天体の中には地球サイズの天体があるかもしれないと考えている天文学者もいます。