天の川銀河とアンドロメダ銀河が衝突する?

ベテルギウスの超新星爆発や地球に良く似た環境を持つ惑星が存在するプロキシマケンタウリなど、宇宙関連の記事をオカルトオンラインでご紹介してきましたが、今回は時間も規模もかなり大きな話…銀河の衝突についてお話ししたいと思います。

銀河はたくさんの星が集まった集合体のことです。銀河の中心にはブラックホールがあると考えられていて、とてつもなく大きな円盤型の渦をまいています。

私たちが住んでいる太陽系は天の川銀河に属しています。そして、天の川銀河のお隣にはアンドロメダ銀河という大きな銀河があります。

この天の川銀河とアンドロメダ銀河…実はね…衝突するらしいんです。

アンドロメダ銀河って?

画像:Pixabay

アンドロメダ銀河は天の川銀河から最も近い銀河で、天の川銀河より大型の渦巻き銀河です。

実はアンドロメダ銀河は環境がよければ、肉眼で観察できる銀河でもあります。光害がない環境なら、肉眼でもぼんやりと夜空に光が広がっているのが解ります。天体観測用の双眼鏡を使えば、渦巻きの形を見ることもできる銀河です。

アンドロメダ銀河の恒星の数は1兆個!恒星が1兆個ですから、アンドロメダ銀河にも地球に似た惑星があるかもしれません。250万光年離れていても肉眼で見える明るい天体です。

アンドロメダ銀河の距離は約255万光年で、直径およそ25万光年です。天の川銀河は直径約10万光年ですから、アンドロメダ銀河が大きな銀河であることがわかります。ちなみに天の川銀河も決して小さい銀河ではありません。

それ以上にアンドロメダ銀河が大きいんです。

宇宙には銀河がたくさんあるんですが、アンドロメダ銀河と天の川銀河は宇宙のレベルで考えればなかなかのご近所さん。お隣の銀河なんです。そして、アンドロメダ銀河と天の川銀河はものすごい勢いで近づいているそうなんです。

アンドロメダ銀河と天の川銀河がぶつかる?!

画像:Pixabay

アンドロメダ銀河は私たちの天の川銀河に向かって秒速122キロで近づいていることがわかっています。そして、天の川銀河もアンドロメダ銀河に近づいているんです。

そして、計算してみると今から40億年後にはアンドロメダ銀河と天の川銀河は衝突するそうなんです。

今から何十億年経過した夜空を見上げるとアンドロメダ銀河の円盤が空を大きく照らします。そして、天の川銀河とアンドロメダ銀河は衝突!!約20億年かけてクエーサーというひとつの天体になると予想されています。

地球は大丈夫なの?

このとき、地球がどうなるかが気になりますよね。天体と衝突しないか心配…。ですが、アンドロメダ銀河も

画像:Pixabay

天の川銀河も星と星の間が離れているため、衝突するリスクは少ないそうです。ただ…地球の運命は天の川銀河とアンドロメダ銀河の衝突ではなく、その前に、太陽が寿命を迎えることで終わります。太陽が膨張することで、今から14億年には地球からは水がすべてなくなって生命が存在しなくなると予想されています。

つまり、太陽は寿命が近づくとどんどん膨らんでいきます。そして、地球は灼熱地獄となり、地球上の生物は終わりを迎える…。地球上の生命体がアンドロメダ銀河と天の川銀河が衝突する夜空の光景を目の当たりにすることはありません。

ですが、もしまだ太陽系があったとしたら…太陽系はこの衝突で移動する可能性があるそうです。銀河の中心に引き寄せられるのか、それとも銀河からはじきだされてしまうのか…はっきりとは解りません。ただもし、銀河の中心に引き寄せられたとしたら…他の恒星などの影響を受けて環境が劇的に変化する可能性はあります。

天の川銀河には、質量とエネルギーが桁違いのとんでもない恒星の存在も確認されていますので、もし、そんな恒星の近くに引き寄せられたとしたら…。地球環境は劇的な変化を遂げて生命は存在できなくなるでしょう。

残念なような…ちょっとほっとしたような気持ちになりますが、もともと40億年後のお話ですから見ることは全然に無理!ただ、アンドロメダ銀河が迫ってくる壮大な夜空…見てみたい気もします。

 

参考資料:businessinsider

 

[char no=”2″ char=”すぱもん”]えーーー見てみたかったーー[/char] [char no=”4″ char=”Miiko”]残念でした~それは、無理だね[/char] [char no=”2″ char=”すぱもん”]アンドロメダ銀河にもうちょっと早く来てって言っといてよー[/char] [char no=”4″ char=”Miiko”]無茶苦茶すぎるって…[/char]

銀河の衝突は珍しいの?

宇宙にはたくさんの銀河があります。大きさも形もそれぞれですから、銀河の衝突は珍しいことではありません。

銀河同士が合体してさらに大きな銀河に成長することもあります。

ちょっと珍しい形の銀河もあります。M51「子持ち銀河」と呼ばれる天体です。

残念ながら肉眼で観察はできませんが、子持ち銀河は大きな銀河と小さな銀河が繋がっているちょっと変わった銀河・・・いろんな天体が宇宙にはあるんですね…。

 

まとめ

肉眼で観察できるアンドロメダ銀河は、私たちの天の川銀河よりずっと大きな渦巻き銀河です。

地球との距離は約250万光年とかなり離れていますが、アンドロメダ銀河と天の川銀河はものすごい勢いで近づいていることがわかっています。そして、今から40億年後にはアンドロメダ銀河と天の川銀河が衝突すると考えられています。

 

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中