カテゴリー: オカルト

地震の前兆?トカラシグナルとは?

10月7日の夜10時41分に発生した、M5.9の地震は、埼玉県や東京都で最大震度5強を観測し水道管から水が漏れ出したり、一部の地域で停電したりと混乱が起こりました。

そして、この地震の1日前の10月6日17時13分には、大隅半島東方沖でM5.5。2時46分には、青森でM5.9の地震が発生しました。

地震の規模を示すマグニチュードは、6以下と巨大地震というほどではないかもしれませんが、それでも最大震度5強ですから、なかなかの揺れだったことでしょう。

バヌアツの法則が当たってしまった?

立て続けに強い地震が起こった訳ですが、この地震の前にバヌアツ周辺の海域で地震が起こっており、過去のデータを照らし合わせた時に「バヌアツの法則」だとSNSなどで話題になりました。

バヌアツの法則については、オカルトオンラインでもご紹介したのですが 「バヌアツでM7.3の地震発生!1000年前の津波の痕跡が千葉県・房総半島沖で発見?」

バヌアツの法則には「科学的な根拠はない」とされています。

ただ、過去にもバヌアツで地震があったあと日本で地震が起こったことがあるのも事実・・・です。

そして、実はバヌアツの法則によく似た法則で「トカラシグナル」と呼ばれる法則もあるのではないかと考える人もいます。

トカラ列島は

トカラ列島は、鹿児島県側の薩南諸島にある島で漢字で書くと「吐噶喇」と書きます。

12の島で構成されるトカラ列島の中には、縄文後期や弥生中期の土器が出土している島もあり、古くから人が住んでいた島でもあります。

コアな観光地としても知られるとても美しい島々ですが、地震がよ多い場所でもあります。

トカラシグナルとは

トカラシグナルとは、「トカラ列島で地震が起こると国内の別の場所でも地震が起こる」というもの。

もちろん、正式に発表されているものではありませんし、科学的な根拠があってのものではなくSNSやインターネット掲示板などでの都市伝説的なモノの域を出てはいません。

トカラ列島では、2021年4月に群発地震が観測されていた場所でもあります。

 

トカラ列島は火山と地震が多い場所

トカラ列島は、日本でも有数の火山密集地帯です。ですので、当然、火山性の地震も起こる場所。そして、ユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込んでいる場所でもあるため、プレートの活動で発生する地震も起こりやすい場所です。

プレートの地震といえば、気になるのが「南海トラフ」ですが、南海トラフもフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界で起こるとされている地震。ですので、トカラ列島の地震と南海トラフに「関連性があるのではないか」と考えている人もいるそうです。

ちなみに、2021年4月にトカラ列島で起こった群発地震は、200回以上を超えており最大震度は4でした。この地震だけを見れば「ちょっと大きい地震」という程度で大きな被害や混乱はなかったのですが、南海トラフとの関連性がもしあるとすれば決して気持ちのいい話ではありません。

南海トラフ巨大地震は、静岡県から宮崎県で最大震度7を観測すると予想されており、九州から関東にかけての太平洋側で大きな津波も発生すると予想されています。

場合によっては、東日本大震災の被害を上回ることも想定されており、国家レベルで対策がされている地震です。

発生頻度は100~150年間隔とされており、前回の地震からすでに70年が経過しているため「切迫している」とされています。最も危惧されているのが、東海・東南海・南海それぞれの震源が同時に動くタイプの地震で、過去は3回に1回程度はこのタイプの連動型だったそう。

バヌアツの法則やトカラシグナル、そして、日本付近で頻発している地震に噴火。

地震の予知が確立していない以上、いつ来てもおかしくないと思って備えをしておくほうがよさそうです。

参考資料:トカラ列島近海、4日間で200回超の地震が発生:南海トラフ地震や火山噴火との関係は?

次は3つの震源域の連動型? 南海トラフ巨大地震が2030年代に発生する可能性が高いとされる理由-エコノミストOnline

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中