などと、いい意味で(?)散々な言われようをされている、圧倒的な頭脳を持つ人物「ジョン・フォン・ノイマン」。
数学者でありながら、天才的な頭脳と応用力で、他分野でも数々の業績をあげた「人類史上最高の天才」と称される人物です。
そんな超人ノイマンに関する、
を紐解いていきます。
ジョン・フォン・ノイマンは、中央ヨーロッパのハンガリー出身の数学者。
1903年に生まれ、1957年2月8日にガンで亡くなっています。
皮肉にも、自身が関わった原爆実験(マンハッタン計画)が原因とされています。
近代に活躍した人物のため、ノイマン自ら書籍をいくつか出版するなど、彼本人に関する情報は「謎」というほど神秘的ではありません。
だからこそ、誇張無く語られる逸話の数々に、ただ唖然とするばかり…。
その逸話の数々を、才能別にご紹介します。
彼の天才エピソードを、いくつか羅列してみましょう。
参考文献:フォン・ノイマンの生涯
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ノイマンは、主に4つの才能が並外れて優れていたと考えられています。
その4つとは、
これらの才能が、彼を「宇宙人」と言わしめるほど、他の人間を圧倒するものだったとされています。
計算力については、上記の逸話の通り。
ノイマンの才能の土台には、ずば抜けた計算力があります。
ノイマンは、紙とペンだけでノーベル賞級の説を立証するなど、深く思考する力にも長けていました。
「興味のあることは徹底追及し、興味のないことは完全無視する」という、天才の特徴に当てはまるエピソードも残っています。
それが、こちら。
何十年も居住している家の棚の食器の位置すら覚えられなかった。
当時の成績表によると、ほとんどの科目は「優」であった。
いっぽう、例外的に習字・体育・音楽の成績は落第すれすれの「可」であった。
興味の無いものには最低限のエネルギーしか使わず、興味のあるものに対して100%のエネルギーを費やす癖があったようです。
瞬間記憶能力にも長けており、デジタルカメラのように必要な記憶・光景を鮮明に思い出すことができたそうです。
ただし上記の通り、興味のあるもののみ。
すでに存在する理論を組み合わせたり、無駄なものを省いたりしながら、新しいものを作り出す能力にも長けていました。
一言で表すなら「1を10や100にする才能」がずば抜けていた。
逆に「0から1を生み出すクリエイティブな能力」はまったくと言っていいほど持っていなかったとも言われています。
ジョン・フォン・ノイマンの業績は、多数の能力が組み合わさって生まれたものに見えますね。
しかも、その能力1つ1つが宇宙人級に凄く、誰も共感できないレベルだった。
だからこそ彼は、「人類史上最高の天才」と呼ばれるようになったのでしょう。
逸話を垣間見るだけでも、人間の可能性が広がるようでワクワクしてきますね!
彼をテーマにした書籍は、「同じ人間か!?」という驚きと可能性に満ちてて、最高にワクワク・ゾクゾクしますよ……。
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