毎日、日々生活していて
「あぁ、もう嫌だ」
と思ったことありますよね。時には「いっそ・・・」と考えたことがある人も少なからずいらっしゃることでしょう。
もちろん、生きていくというのはとてもつらいモノ・・・絶望的な状況に追い込まれてしまうこともあります。
最近では「親ガチャ」なんていう言葉が何かと話題ですが、親ガチャという言葉と発想を借りるなら究極のガチャで私達は成功した勝ち組という言い方ができそうなんです。
生物的な話で、人が誕生する時には、何億個もの精子がレースをして、その中でトップになった精子だけが受精できるといいますが、そもそも人間に生まれる確率を考えたことがありますか?
地球にはたくさんの生命体がいて、生物は解っているだけで約175万種と言われています。
そして、その中には個体数がとても多い生物も当然いるわけです。
アリは地球に1京匹いるとも言われていますし、微生物なども個体数がとても多いことが容易に想像できます。
そんな中で人は世界で78億7500万人。
一見すると多いような気もしますが、数だけで言えば他の生物の方がずっと多いと言うことになります。この数字を本に私達が「人間に生まれる確率」を計算すると
「人間に生まれる確率は、1億円の宝くじに100万回連続あたるより難しい」
1億円の宝くじに当選する確率は、宝くじの形式にもよりますが1000万から2000万ぶんの1と言われています。
1回当選するだけでもとんでもない確率ですが、これに100万回連続で当選するより、人に生まれる確率の方が低いと言うんです。
もちろんこれは遺伝子的なシミュレーションですが、なかなかの確率ですよね。
もちろん「こんなスゴイ確率で生まれたんだから頑張って生きろ」というカウンセリング的発想もありますが、ここではそこにはあまり触れず確率だけを見ていきたいと思います。
人間に生まれる確率がそもそも低いという上で、その中でさらに、環境やインフラに恵まれた日本に生まれたのですから、実は究極のガチャに成功した勝ち組という言い方もできます。
人間に生まれる確率がとても低いこと解りましたが、では、日本人に生まれるや自分が自分に生まれる確率はどのくらいでしょうか。
まず、ひとりの人の確率でいえば、全人口の“73億分の1”ということになりますね。そして、その中で先進国に生まれる確率は約15パーセントといわれており、さらに日本人に生まれる確率は1.5パーセントほどです。つまり、世界の中で100人中2人もいない日本人ということになります。
これはもちろん地方でもっと詳細に分けることもできます。
今、日本では政治に対して不満がたまっているといいますが、それでも日本は、平和で恵まれた環境が整っています。統計的にみれば、97パーセントの人が50歳を迎えることができるのが日本。
とても治安がよく、食べ物や医療体制も整っており、教育を受けて生きていくことができる国です。
では、自分という人格が誕生する確率はどうでしょうか。ある、特定のカップルから固有の人格が生まれる確率というのも計算されていてこれは“50~80兆分の1”とされています。
ちなみに、この確率には、親となるカップルが出会う確率や個々の能力の差は含まれていません。
つまり、今の自分という人格が形成される確率はもっと低いと言うことになります。
参考資料:「自分」が生まれる確率フォレスタ藤枝