人体の不思議展でも使われた「プラスティネーション」がヤバい

何年か前に話題になった「人体の不思議展」を覚えていますか?

人体の不思議展とは、本物の人の標本を展示していた…というものでした。

模型ではなく、本物の人体を展示したことでも大きな話題になったわけですが…

この人体の不思議展で展示された「人体」に使用されていたのがプラスティネーションという技術でした。

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公開日:2019年9月30日 更新日:2020年1月17日

検索注意!人体の不思議展もかなりヤバかった!本物の人の標本

人体の不思議展は、日本では1996年から1998年までの間、そして、2002年にも各地で開催されていました。

標本を貸し出したプラスティネーション協会は9億ドル以上もの莫大な利益だしたとも言われています。

人体の不思議展…特に、2002年から開催された「新・人体の不思議展」のキーワードでは、心臓が弱い方やグロテスクなものが苦手という方はこのキーワードで画像検索することはオススメしません。

これ、かなりヤバいものだったからです。

人体の不思議展で展示されていたのは模型ではなくプラスティネーションという技術を使って加工された「本物の人体」つまり、遺体といってもいいでしょう。

それが、展示されていたわけです。

人体の不思議展では、全身の血管が解るもの、臓器が露出しているもの、胎児、妊婦さん、顔の皮膚を半分だけ取り除いたもの、輪切りにした人の標本、皮膚を剥がして筋肉と内臓だけが見えている標本などなど…かなり見た目のインパクトがすごかったのです。

しかも、標本はかなり奇抜なポーズで固定されていました。

月齢ごとに分けられた胎児の標本や、赤ちゃんがお腹に入ったまま標本になった妊婦さんのお腹が切られたもの…実際に人体の不思議展を見学している間に気分が悪くなったという方もいらっしゃったのです。

 

それもそのはず、だって、人体の不思議展で展示されている標本はすべて本物の遺体なんですから。

プラスティネーションを使用することで、標本となった人の表情が解る標本もかなりの数ありますし、奇抜なポーズを見ていると「仮に標本になることを了承した、献体になってくれた人だったとしても、こんなポーズで固定されて人目にさらされていいのか?」と考えたくなってしまうようなものが多かったんです。

医学的な意味合いでの標本や献体であれば、展示される必要はないわけですし、人体の不思議展を見ている人のほとんどは医療関係者ではなく一般の方々でした。

そして、実は最初にプラスティネーションを開発して人体の不思議展をした団体と、後から新・人体の不思議展を開催した団体が違うんです。

そして、見た目のやばさがすごかったのは、後に開催された「新・人体の不思議展」の方でした。

どんな人がどんな経緯で亡くなって標本となったのかははっきりしていませんが「これって大丈夫なの?」と思ってしまうほどのもの…あくまでも噂ですが、中国人の団体がした新・人体の不思議展の標本は非人道的な手法で調達されたのではないか…なんて話しもあったほどでした。

霊感が強い知人がたまたまなにも知らずに人体の不思議展に行ったのですが「いたままれなくなって5分も会場にいられなかった」「いろんなよくないエネルギーを感じた気がする」と言ってました。

「人体の不思議展」での画像検索は…自己責任ですよ。

オススメはしませんが…。

人体について学びたい人は擬人化されたこちらの方が嫌悪感なく読めますね(苦笑)

プラスティネーションってなに?

人体の不思議展でも使われたプラスティネーションは、遺体や遺体の一部に含まれている水分と脂肪をプラスチックなどの合成樹脂に置き換えて保存する技術です。

この方法で保存された遺体や遺体の一部は顕微鏡で見ても組織を保ったままだといいます。

こうして遺体を保存すれば、腐ることもなくそして、異臭を放つこともなく保管できるという仕組みになっています。

この方法を開発したのはドイツ人のグンター・フォン・ハーゲンスさんという人で「BODY WORLDS」や日本で展示されていた「人体の世界」「人体の不思議展」で披露されることになりました。

ちなみに、2002年から開催されていた「新・人体の不思議展」はドイツではなく、中国の団体が開催していたものでした。

プラスティネーションでは、死後硬直の始まる前に加工を始めます。

つまり、人体の不思議展などで展示されていたあの奇抜なポーズはまだ、死後硬直が始まっていない段階で決められていたハズ…。

そのあと、つけたりアセトンにつけたりといった工程を経て、あの人体の標本が完成するわけです。

人体の不思議展では、妊婦さんのお腹を開けた状態の標本もありましたが…

まだ死後硬直も始まっていない妊婦さんと胎児にあのポーズを取らせて標本にするというのは、かなり恐ろしい話です。

死んだ経験がある人は一人もいないので誰にも解らないことですが、人は心停止してからしばらくは、耳は聞こえていると言われています。

心停止したあとどのくらいの時間、聴力が残っているかはわかりませんが…。

プラスティネーションで標本になった人たちの中には、自分を標本にしようとしている人の会話が聞こえていた人もいるのでしょうか。

実は、プラスティネーションを使った標本は人間以外にも存在します。

そして普通に売ってます。

人体の不思議展はもう今は見ることができない

プラスティネーションという技術で作られた本物の「人体」を展示していた人体の不思議展ですが、2020年現在、日本国内で展示されている場所はありません。

人体の不思議展は合法的に展示されていましたし、かなりの話題になったわけですが、いつのまにか話題からもすっかり消えてしまいましたし、展示も行われなくなりました。

人体の不思議展でも使われた「プラスティネーション」がヤバい件についてのまとめ

今回は、今ではもう、展示されていないプラスティネーションという方法で本物の人の遺体を加工した標本を展示していたことでも話題になった人体の不思議展についてでした。

人体の不思議展は、模型ではなく本物の人の遺体を標本にしたもの…。

特に、2002年から開催されていた新・人体の不思議展では見た目のインパクトが強い標本が多かったのです。

遺体の水分と脂肪をプラスチックに置き換えて保存するプラスティネーション…

あなたは検索する勇気ありますか?

※苦手な方は絶対に興味本位で検索しないで下さい

本記事で紹介している「人体の不思議展」に関する情報は、表現をかなりマイルドにしております。

興味本位でこれらの情報を検索すると絶対に後悔しますので、自己責任で判断して下さい。

現在では見られない人体の不思議展、DVD化はされています。

耐性のある方のみどうぞ。。。

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中