オカルトオンラインの連載でお送りしているレイライン…日本にはいくつものレイラインが存在しており、熊本県の幣立神宮や伊勢神宮、そして、富士山や、東京スカイツリーなど、日本の主要なシンボルやパワースポットがレイライン上に位置していることをご紹介してきました。
今回は、レイライン上に位置にしているパワースポットのひとつ「鹿島神宮」をご紹介していきます。
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画像:Pixabay
鹿島神宮は、熊本県の幣立神宮から四国を通り、吉野や伊勢神宮、そして、富士山と皇居、東京スカイツリーをとおるレイラインの一番東に位置しています。
これは日本を貫く巨大断層の中央構造線とほぼ一致するレイラインです。断層は地表の割れ目のことで、地震の原因になるものとして知られていますが、スピリチュアルな世界では地球の内部からのエネルギーが湧いてくる場所とも言われています。
また、この巨大レイラインは夏至に日に太陽が通る位置…つ富士山から見たときに、東側にある鹿島神宮から日が昇るように見えるレイラインです。
鹿島神宮は茨城県鹿嶋市にあります。
神武天皇元年創建の歴史ある神社で日本屈指のパワースポットとしても知られるとても有名な神社です。
鹿島神宮の祭神は武道の神様の「武甕槌大神」で源頼朝や徳川家康など歴史上の重要人物も鹿島神宮を信仰していたとされています。6年に1度天皇の勅使が派遣される神社でもあり、徳川家康が奉納した奥宮、徳川秀忠が奉納した社殿、徳川頼房が奉納した楼門はすべて国の重要文化財に指定されています。
神社の名前といえば〇〇神社とか〇〇大社、〇〇宮、〇〇神宮と呼ばれますよね。
実は「神宮」という呼び名は、平安時代より以前は
の3つの神社のみ名乗ることを許されていました。そして平安時代に『延喜式神名帳』が作られた後は
だけが「神宮」と名乗ることを許されていました。
その後、明治以降に神宮は「皇族とゆかりがある神社の社号」となり、神宮と名乗る為には許可が必要でした。大戦後、このルールは廃止されて勅許は不要となりましたが、今でも神社本庁傘下で神宮という社号を使うことが許されるのは、特別な神社のみとされています。
つまり、鹿島神宮は神社の中でも特別な存在と「神宮」と名乗ることが平安時代に許された3つの神社の中のひとつということになります。
参考資料:Wikipedia
画像:Pixabay
鹿島神宮は熊本県の幣立神宮や高千穂から伸びるレイラインの東側の端…でもあり、そしてのレイライン上には富士山もあります。
鹿島神宮の近くには3つの神宮のひとつ香取神宮、そして、息栖神社があります。この3つの神社は東国三社とも呼ばれる神社で今でもこの3社に参ることを「東国三社参り」と呼んでいます。
実は、この3つの神社は三角形に並んでいて、これもレイラインのひとつです。そしてこの三社は富士山とのつながりがあり、鹿島神宮で参拝するときには富士山が直角方向で右の方角に、香取神宮で参拝するときには直角方向で左側に富士山が、息栖神社で参拝するときは本殿からみると富士山がちょうど正面に来るようになっています。
そして、鹿島神宮と富士山を結ぶレイライン上には、皇居や東京タワーが並んでいるのです。
参考資料:東国三社
画像:Pixabay
日本屈指のパワースポットの鹿島神宮ですが、諏訪大社と日光ともレイラインでつながっています。
鹿島神宮、諏訪大社、日光はほぼ三角形に位置しています。日光といえば、徳川家ゆかりの日光東照宮がありますし、その標高は東京スカイツリーとほぼ同じ…。そして、諏訪大社は白山と鹿島神宮のちょうど中間地点に位置しています。
諏訪大社も徳川家とのゆかりが強く、そして、日光東照宮、江戸城の後に建てられた皇居…あらゆるレイラインの起点になっているののが”鹿島神宮”です。
出雲の大国主命との神話上の逸話では国譲り儀式とも関係があるととれているのが鹿島神宮でした。初代神武天皇元年に創建されてからずっと、日本を見守っていた重要拠点のひとつといって間違いないでしょう。
レイラインの東の端に位置する鹿島神宮は、熊本県の幣立神宮や高千穂から伸びる巨大レイラインだけでなく、日光東照宮や諏訪大社とも関係がある場所です。
また、東国三社と言われる鹿島神宮・香取神宮・息栖神社はほぼ三角形に並んでいて、この三社は富士山を意識して作られています。そして、富士山と鹿島神宮のレイライン上には、皇居や東京タワーなど日本の重要な拠点やシンボルがずらりと並んでいます。