バヌアツの法則・・・。
オカルトオンラインでも過去に紹介したことがあるちょっと気味が悪い法則です。これは南太平洋のバヌアツ周辺で地震が発生すると日本でも地震が起る・・・というもの。
もちろん科学的に地震の連動が確認されているというわけではありません。
ですが、過去を振り返ってみると意外と無視できないのがこの法則です。
バヌアツは南太平洋にある島国で、1,300 km にわたる 80 の島々で構成される国です。とても美しい海がある綺麗なところです。
日本からとても遠い島国ですが、この周辺の海で地震が発生しました。
南太平洋の島国バヌアツ沖で18日午後、マグニチュード(M)6.9の地震があった。ロイター通信によると、太平洋津波警報センターが震源から300キロ内の海岸で危険な波が観測される可能性があると注意を促している。
地震の規模はM6.9と大きめで津波の発生可能性まであった地震でした。最近はハイチでも地震が起っていますし、福徳岡ノ場での大規模な噴火など環太平洋はちょっと活気づいている印象があります。
7月29日にはアリューシャンでもマグニチュード8.1というなかなか大きな地震がありましたし
「なんか不安」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、バヌアツの法則についてですが
バヌアツの法則とは「バヌアツの周辺で地震が起ると日本でも地震が起る」というもの。もちろん正式な機関が発表したわけでもありませんし、科学的な裏付けもありません。
「なぁんだただの都市伝説でしょ」
「ネット上の噂だ」
と聞き流すことができないのも事実。というのも
たとえば、2月10日南太平洋M7.7の地震が発生した後、2月13日福島県沖M7.1震度6強の地震。そして、3月5日南太平洋M8.1のあとに、3月20日宮城県沖M7.2震度5強の地震。
と、確かに南太平洋で地震がおこったあとに日本でも地震が発生しているんです。
甚大な被害を出した2016年の熊本地震を見てみると、前震と言われるM6.5の地震が発生したのが4月14日でした。その8日前の4月6日にバヌアツでM6,7の地震が起っています。そして、熊本地震の本震とされる地震が起ったのが、4月16日でした。この9日前の4月7日にもバヌアツでM6.7の地震が発生しているんです。
ただの偶然・・・?と言い切るはちょっと怖いデータです。
他にも、三陸沖地震の前にも、三陸沖地震の前にもバヌアツで地震が発生しています。
無視できないバヌアツの法則ですが、バヌアツの法則ではなく環太平洋の法則だという考え方もあります。
東日本大事の前にクライストチャーチで大きな地震があったことを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、こういった法則には科学的な根拠はありません。ですが、私達の感覚で「遠いところ」だったとしても、同じ環太平洋で起っていること・・・同じプレートの端と端でもあります。
バヌアツの法則はかなりの確率で「地震がおこる」とも言われていますし、実際に過去にバヌアツで地震が発生したあとに日本で地震が起ったことが何度もありました。
「ただの都市伝説」
とは言い切れないようにも思えてきます。
バヌアツの法則とか環太平洋の法則・・・。そして、発生確率が高い巨大地震があるとなると「来るかもしれない」という危機意識は大切です。
そんな中で国は「巨大地震の発生注意の呼びかけ」が出来ないかの検討に入りました。
巨大地震や津波が切迫しているとされる北海道沖から岩手県沖にかけての「千島海溝」と「日本海溝」について、国が、想定震源域の中で地震などが発生した場合、巨大地震への事前の注意を呼びかける情報が出せないか、検討を始めることがわかりました。
切迫している地震が多数あるということではありますが、国がこうした呼びかけを検討してるということは「地震が迫っているのかもしれない」ということでもあるでしょう。
長期的な予想ではなく、前兆や予兆をつかむことができれば、巨大地震の呼びかけも不可能では亡くなってくるかもしれません。
いずれにしても、日本に住んでいる以上。備えをしておくことが大切になってきます。