カテゴリー: オカルト都市伝説

エベレストでは遺体が目印になっている?8000メートル以上はデスゾーン

地球上には8000メートルを超える標高を誇る山々が14あります。

そのすべてがヒマラヤ山脈もしやくカラコルム山脈に属する高峰で、14座と呼ばれ信仰の対象になったり、アルピニストや冒険家の憧れの地にもなっています。

その中で、もっとも標高が高いのは世界最高峰のエベレストで標高は8,848 メートル、世界第二位の高峰K2は8,611 メートル…。

旅客機の飛行高度が8,000~1万2,000メートル前後ですから、かなり高いことが解ります。

そのエベレストを始めとする高峰には、そのいただきを目指して力尽きた登山家の遺体が…。

公開日:2019年10月22日 更新日:2020年2月18日

8000メートルを超える標高のエリアはデスゾーンと呼ばれている

14座への登山は、そこらへんの山に登るのとは当然わけが違います。山への登り方にもよりますが、高度順応(酸素の薄さに身体を慣らすこと)などをへて、ベースキャンプを始めとするいくつものキャンプを張って、何か月もかけてトライします(極地法という登り方です)。

荷物も膨大で、とても登山隊だけでは運びきれないので、シェルパやポーターという現地にいる山のプロフェッショナルの力も借りてのぼるというそれはそれは大変なもの。

それでも遭難してしまう人、生きて帰れない人がいるのですから、恐ろしいものです。

そんな厳しい環境の中でも最も過酷で人が生命活動を維持できないと言われている場所が「デスゾーン」と呼ばれるエリアです。

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デスゾーンとは、8000メートル以上の高度の場所の事で、この場所では人は生きていけないので「できるだけ早く立ち去らないと危ない」と言われています。

実際に、デスゾーンと呼ばれている場所には息絶えた登山家の遺体や、装備品がゴロゴロ転がっている場所もあるとか。

ある登山家は、エベレストの山頂から250メートル程度下の位置、つまりデスゾーンで力付きで動けなくなってしまったそう。

ですが、デスゾーンでは他の人を助ける余裕などだれにもありません。

この登山家は最後に「私を置いていかないで」と言葉を残して凍死してしまいました。

また、ある登山家夫婦は妻が意識はハッキリしているものの足の凍傷で動けなくなってしまいました。ですが、助けがこないことを悟った夫はその場から飛び降りて…その後、妻は凍死したそうです。この夫婦はベースキャンプと連絡が取れる状態だったそう。この夫婦の会話や救助を求める声は、ベースキャンプに届いていたのです。

それでもどうしようもない…。デスゾーンとはそういう場所なのです。

エベレストでは遺体がルートの目印になっている!しかも温暖化で…

世界最高峰のエベレストは、当然デスゾーンのエリア広く一般的な登山ルートなら難易度は決して高くないと言われていても、やはり危険な場所です。

実際に、200以上の遺体が回収されないままになっています。

8000メートル14座の死亡率の記事でもご紹介した「グリーンブーツケープ」は緑色の登山靴を履いたままの登山家の遺体がそのままになっていて、正しいルートの目印になっています。

 

そして、このグリーンブーツケープ以外にも、高峰には遺体がそのままになっている場所がたくさんあります。

遺体の回収はほぼされないわけですが、中には雪に埋もれてしまっている見えない遺体も当然あります。ですが、最近、地球温暖化の影響で今まで雪に埋もれていた遺体が出てきているというのです。

8000メートルを超える世界は、気温が低いだけでなく微生物がほとんどいないので遺体はほとんど腐敗しません。

つまり、遺体がそのまま冷凍保存されているんです。

心臓が強いという方は「エベレスト 遺体」とか「デスゾーン 遺体」で検索してみてください。

K2で遭難した女性登山家…その息子がナンガ・パルバットで遭難した

エベレストに告ぐ高峰、k2ですがその標高は8611メートルとエベレストには及ばないものの、登山は非常に困難で高い登山技術と運がなければ登れない山です。

ある登山家はK2のことを「命をかけなければ登れない」「わずかなミスも受け入れない」といったそう。

K2の死亡率は26.5%…そうとうなプロでなければトライすることすらできない山で、4人に1人は命を落とすというのですから、とんでもない話です。

そんなK2に登頂した女性は、アリソン・ハーグリーブスというイギリス人登山家です。

この女性はエベレストに無酸素登頂したというプロ中のプロだったわけですが、K2に登頂して下山する途中で天候が悪化してそのまま…遺体も見つかっていません。

K2の山頂は天候が荒れると相当な吹雪になるそうで、吹き飛ばされてしまったのではないか…と。

実はアリソン・ハーグリーブスには息子がいたんですが、この息子も母と同じ登山家になりました。

そして、この息子が先日、8000メートル級の山の中でも難易度が高いことで知られているナンガ・パルバットの未踏ルート(まだだれも登っていないルート)で登頂中に遭難して帰らぬ人となりました。

航空写真で遺体は確認できたものの、回収は困難とのことで、親子2代で14座で眠りにつくことになりました。

この息子は母をなくした後、K2を見上げられる場所をトレッキングで訪れで「Is that mother?(あれがママなの?)」といったそう。そこからどんな想いで登山家になったのでしょうか。

ちなみに、母のアリソン・ハーグリーブスが亡くなったk2は「非情の山」そして、息子が亡くなったナンガ・パルバットは「死の山」という別名があります。

「エベレストでは遺体が目印になっている?8000メートル以上のデスゾーン」のまとめ

8000メートルを超える標高のデスゾーン…酸素は平地の1/3で人はこの場所で生きていくことはできません。

世界で一番高い山」のエベレストには、ルートの途中にたくさんの遺体がそのままになっていて、最近、温暖化の影響で今まで雪に埋もれていた遺体も出てきている…とか。

エベレストはお金と体力があれば、一般人でもトライしやすいルートもあるそうですが…。

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Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中