アメリカで30個以上の竜巻が発生していた・・・ストームチェイサーというやばすぎる仕事

ニュースでもご存じだと思いますが、アメリカ南部で竜巻が同時に多数発生してとんでもない被害が出ています。

日本でも竜巻は起こることがありますが、これほどの竜巻の被害はおそらく過去に例はないでしょう。アメリカでも過去最大級の被害が出たと言われている今回の竜巻の被害とトルネードチェイサーという職業についてもご紹介したいと思います。

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アメリカ6つの州で竜巻が発生した!その数30オーバー!

アメリカ南部で発生した竜巻・・・。

竜巻は自然現象としてメカニズムが解明されていますが、今回は30以上の竜巻が同時多発的に発生したこと。そして、発生が深夜だったことで被害が拡大しました。

竜巻が発生したのはアメリカ南部から中西部の6つの州でした。

大小様々なサイズの竜巻が発生し、被害は甚大・・・。100人以上の死傷者が出るという災害となっています。

アメリカでは、竜巻は割とよくあるものですが、春先に発生することが多く、12月に発生するのは稀。その上、30以上の数の竜巻がほぼ同時に発生したというのですから、なかなか恐ろしい自然現象となりました。

Twitterにもこんな投稿が・・・

 

真っ暗な中で雷に照らされる巨大な竜巻・・・恐怖でしかありません。

この竜巻で、多くの建物が倒壊しがれきの下に生き埋めになってしまった人も多数いらっしゃるそう。一刻も早い救助を祈るばかりですが、ケンタッキー州の知事は非常事態宣言を出しており死者の数は決して少なくないようです。

建物を壊し、人の命を奪う竜巻は、激しい自然現象のひとつ・・・。そんな危険な竜巻の映像を撮影するトルネードチェイサー(ストームチェイサー)という職業がアメリカにはあるそうです。

 

ストームチェイサーとは?

竜巻はとても危険な自然現象です。

進路に当たった建物は倒壊し、近づくと命の保証はありません。

今回、竜巻の被害があったアメリカ中西部は竜巻が発生しやすい場所として知られています・・・が、竜巻は春先に多く、真冬の竜巻は季節はずれでした。

ストームチェイサーは、竜巻の被害が出た場所や竜巻が今、発生している場所に飛び込んで撮影をするという専門家のこと。アメリカにも40年以上にもわたって竜巻を追っているベテランストームチェイサーもいるそうです。

竜巻の周辺は、当然、とんでもない悪天候で落雷があったり大きな雹が降ることもあります。そして当然、竜巻に近づけば近づくだけ風も強くなり、危険は増します。

ですが、もちろん迫力ある映像も撮影できる・・・。

普通の人なら絶対に近づかないところでの撮影をしているがストームチェイサーです。

本当に命がけで撮影しているわけですが、ストームチェイサーが撮影した今回のアメリカの竜巻の映像はものすごい迫力でした。

日本で今回のような同時に複数の竜巻が発生することは?

竜巻は、日本でも発生する自然現象です。日本の山が多い地形、そして、周囲を海に囲まれているという点を考えると、ただ、今回のアメリカ南部や中西部のように同時多発的に巨大な竜巻が発生するということは考えにくいそう。

ただ、当然、同時多発的に多数の竜巻ではなくても、竜巻という自然現象は日本でも発生しています。そのような可能性があるときには、竜巻注意情報が発表されますので、そのときは気をつけていた方がいいでしょう。

 

参考資料:アメリカの6つの州で竜巻相次ぐ 多数の死傷者か | 気象 | NHKニュース

40年以上竜巻を追い続ける男