自然豊かな山奥に行かなくても、私達の身近にいる野生動物のひとつが鳥です。
電柱や電線に止っていたり植え込みや街路樹で鳥がチュンチュン鳴いていたり・・・コンビニやスーパーの軒先にツバメが巣作りをしていて大切にされている・・・なんてほっこりした話題もありますよね。
私達の身近にいる鳥ですが、アメリカで鳥が大量死したそうです。
鳥が大量死しているのは、アメリカ東海岸地域です。
鳥だって厳しい環境下で生きているわけですから、確かにある程度の数の鳥が自然淘汰されていくのもまた事実。ですが、今回の鳥の大量死はちょっと規模が大きいようなんです。
ワシントンD.C.をはじめ、コネチカット州、フロリダ州、テネシー州など米国東海岸の少なくとも12の州で、小鳥の病気が広がっている。アオカケス、オオクロムクドリモドキ、コマツグミ、ホシムクドリなどの数千羽の幼鳥が突然失明し、目に血をにじませ、体を震わせ、死んでいるのだ。原因として西ナイルウイルスや鳥インフルエンザなどが疑われたが、検査の結果、その可能性は否定され、科学者たちは頭を悩ませている。
ワシントンD.C.、メリーランド州、バージニア州では、6月末には症例の報告が減少しはじめたが、それ以外の州では新たな症例が報告されつづけている。各地の野生動物リハビリ施設のスタッフは、助けられない鳥たちを安楽死させる精神的負担に苦しんでおり、専門家たちは原因の解明を急いでいる。
安楽死させるしか手がないほどの状態で発見されているそうで、アメリカで傷ついた野生動物を保護してリハビリの後に野生に帰す活動をしている団体の方が見ても「ひどい状態」だったそう。
普通の瀕死の鳥ではない・・・と感じたそうですが、このような事例がたくさんあるというんです。
野鳥はとても種類が多いもの。
特定の種類の鳥だけが影響を受けているというわけですなく、今回、影響を受けている鳥の種類がとても多いそう・・・。
チャバラマユミソサザイ、ネコマネドリ、ショウジョウコウカンチョウ、メキシコマシコ、スズメなどでも病気が報告されている。
もちろん、野鳥ですからどのくらいの数の鳥が同じような状態になってしまっているのか数える術はありません。
この事例は、今の段階で12の州とワシントンD.C.で確認されているんだとか。どのような病気なのか、原因は何なのかなどはすべて謎のまま。ただ、たくさんの鳥たちが命を落としているという事実があります。
鳥が大量死している原因はまだ不明ですが、考えられる理由としては
です。
伝染病だと、鳥インフルエンザなどが疑われますが今回は鳥インフルエンザではないそう。ただ、鳥にだけ感染する病気という可能性ももちろんあります。
そして環境的な要因ですが、5Gの電波で鳥が死んでいる・・・という噂もあります。 5G用アンテナを設置したオランダ・ハーグ市の公園でムクドリが大量死していたという報告もあるそうですが、この因果関係は不明です。
中には5Gは人体にも影響がある・・・という主張をする人もいるそうですが、これももちろん科学的な証明がされているものではありません。
アメリカでの鳥の大量死は、病気ではないかと考えられているようですが、今のところ原因不明です。