なんでもアリなネットの無法地帯「ダークウェブ」の謎

ハッカー

インターネットで調べ物や買い物などをする際にGoogleやYahoo!を使用したりすると思います。

しかし、インターネットにはものすごい闇が潜んでいるのです。

今の時代インターネットで買えないものはないといわれているのですが、一般人は踏み込むことが危険な領域があるのです。

それが「ダークウェブ」です。

今回はインターネットの闇「ダークウェブ」について紹介していきたいと思います。

インターネットの領域

インターネットの分類

インターネットは大きく分けて3つに分類されます。

サーフェイスウェブ(Surface web)

GoogleやYahoo!経由でたどり着ける場所です。

Amazonや楽天、YouTubeといった普段私たちが見ている領域です。

ディープウェブ(Deep web)

検索エンジンでの検索で入り込みこむことのできない場所です。

SNSや会員制サイトのIDとパスワードを入力して初めて入れるマイページや管理画面といった、本人しか入れないページです。

ディープウェブを闇サイトと勘違いされがちですが、全く違います。

ダークウェブ(Dark web)

特殊なソフトやブラウザ、そして技術がなければ利用することができません。

ここでは手に入らないものはないといわれています。

[amazonjs asin=”B07TBF6CKF” locale=”JP” title=”ノートン ダークウェブ モニタリング Powered By LifeLock|1年版(1ユーザー)|オンラインコード版|Win/Mac/iOS/Android対応”]

ダークウェブに接続する方法

インターネットのイメージ

ダークウェブに接続するには、Tor (トーア)といった特殊なブラウザが必要になります。

Torは、機密性の高いセキュリティーで通信することを目的に開発されました。

米国政府や国際放送局、Google、ケンブリッジ大学の支援を元に開発されました。

ネットではTorは「オニオン」ともいわれています。

「オニオンルーティング」と呼ばれる暗号通信方式が使用されていて、玉ねぎの皮のように何層も暗号化されているため非常に強いセキュリティー通信を可能にしてくれるのです。

ダークウェブで販売されている物やコンテンツ

インターネットショッピング

この深い領域では変えないものはないのです。

一般的に販売されている物やコンテンツを紹介したいと思います。

違法物の売買

覚せい剤をはじめとする大麻やコカインなどの薬物、盗難のクレジットカード、そして武器。

人間の臓器売買なんかも販売されているそうです。

このダークウェブで一番有名なサイトは「シルクロード(silkload)と呼ばれているサイトです。

2013年には登録者95万7079人を保有しており、マリファナ、LSD、コカイン、ヘロインなどの違法薬物、マルウェア、海賊版コンテンツ、盗難アカウントといった様々なものが販売されています。

取引には主にビットコインが使用されていました。

ビットコインを使用することにより、相手の足取りが付かないようにすることが目的と考えられています。

※シルクロード(silkload)は現在は閉鎖されています。

違法コンテンツ

サーフェイスウェブでは絶対に流通することができないような動画などが配信されています。人体実験や、違法ポルノ、殺人のライブ中継をみれる赤い部屋(Red room)といった都市伝説も存在します。

違法サービス

複製されたサイトや詐欺サイトを通じたフィッシングが数多く存在しているのです。

その裏にはハッカーの存在があり、ハッキング技術をサービスとして提供している場合もあります。

他にも殺し屋を雇えるサイトなども存在しています。

普通のサイト

暗いイメージがあるかもしれませんが、普通のサーフェイスウェブで閲覧できるフェイスブックやツイッターといったサイトを閲覧することもできます。

[amazonjs asin=”4781702414″ locale=”JP” title=”ダークウェブの教科書 匿名化ツールの実践 (ハッカーの技術書)”]

ダークウェブでの恐怖体験

ハッカー

ブラックマーケットでの話

とある人の話です。

場違いにブラックマーケットのハッキングフォーラムを隠れるようにのぞきまわっていた時に、何者からかわからないが、プライベートメッセージが送られてきたそうです。

「お前のことを覗いていたよ。ここでよく見かけるからな。お前が来ている理由は何かを買うためでもサービスを利用するためでもなく、ただ単にガキだからってことだな。俺は別にかまわないが他のやつらが気にするだろうし、自分のためを思うならやめておけ」と。

常に監視されているのでしょうか?

謎のサーバー

これはGoogleが普及する前の話です。

ほとんどのサイトの構造が簡潔だった頃、私はランダムにブログやサイトを回っていました。

リンクからリンクへと移動していると、奇妙なページが出てきた。

非常に上手に設計されているページで、ソースをはじめJavascriptには様々なIPが隠されていました。

すべてのIPを調べてみると何もないサーバーだったり大学のサーバーだったりしたのです。

その中で一つ印象深いものがあり、覚えているものがあります。

HTMLファイルの中にTIFF画像の巨大なディレクトリがあるサーバーです。

その中は心理学者やメンタルヘルス専門家が保有するような記録や、明らかに軍事的なデータ、医療的なデータが出てきたのです。

しばらく閲覧していると突然新しいファイルが出てきました。

それをクリックして開いてみると「私たちはあなたをみている」というメッセージを残しサーバーが落ちてしまったのです。

ウェブカメラがハッキングされて見られていたといった都市伝説も存在しているのです。

 まとめ

いかがだったでしょうか?

普段私たちが見ているものがインターネットのほんの一部ということを知っていただけたでしょうか?

興味があってもダークウェブにアクセスするのはお勧めできません。

そこには、高度な技術を持った人たちがあなたを常に監視しているのかもしれません。