突然ですが・・・地下鉄を利用したことはありますか?
都会ではよく目にする地下鉄は、通勤や買い物などの便利な足として親しまれています。日本だけでなく外国にも地下鉄はありますよね。
都会に住む人や都会で働く人にとっては欠かすことが出来ないインフラの地下鉄ですが、千代田線が核シェルターになっている・・・という都市伝説を聞いたことありませんか?
「もし核ミサイルで攻撃されたら・・・」
Jアラートがけたたましく鳴り響く中で、少しの猶予があったらあなたをどこに逃げますか?
核攻撃の威力は、爆発の際の熱や爆風だけでなく、放射性物質からも身を守らなければなりません。そのような場合に、最も避難しやすいのが地下です。
もちろん、地下なら絶対に助かるという保証はありませんが、すくなくとも吹きさらしの平地にいるよりはマシでしょう。
当然ですが、深ければ深いほど安全性は高くなりますし、いくつも出入り口がある地下道が理想的。万が一、出口が塞がれてしまっても、複数の出入り口がそれも離れたところにあれば、どこから必ずでられるはずです。
となると・・・地下鉄の構造は核シェルターとして有効に見えてきました。
実際に「内閣官房 国民保護ポータルサイト」でも
ミサイル着弾時の爆風や破片などの被害を避けるため、近くの建物の中か地下に避難する。
としています。
地下鉄そのものが、いざという時のシェルターとして利用できる建造物であることは解りましたが、都市伝説的に語られている「千代田線は核シェルター」という話を聞いたことはありませんか?
東京には、合計で13本もの地下鉄の路線が縦横無尽に張り巡らされています。
地下鉄の深さは一定ではなく、例えば、銀座線や丸ノ内線の地下鉄駅の深さの平均は約9m程度ですが、千代田線や17m、副都心線は約27mの深さです。
そして、最も深いのが大江戸線六本木駅で、42mのところに駅があります。ちなみに、半蔵門線の永田町駅が36m、そして、核シェルターだという都市伝説がある千代田線の国会議事堂前駅は37.9mとかなり深いことが解ります。
永田町駅と国会議事堂前駅がかなり深いところに作られている・・・これってただの偶然なのでしょうか。
国会議事堂前駅は、改札が地下1階、地下2階は丸ノ内線、地下3階と地下5階には階段、地下6階は千代田線。
あれ?地下4階はとなるわけですが、この地下4階は「何もない土」だと言われています。建設したときに出来た「何もない階」なんて言われていますが、これ・・・みなさんはどう思いますか?ついつい、都市伝説的なことを考えたくなってしまう場所ですよね。
参考資料:案内のないB4F 東京の地下鉄にある「謎の階」はどうなっている?
実際に、日本に対して核攻撃が「絶対にない」ということ誰もいえないでしょう。中には「武器を持たなければ攻撃されない」的なことを言う人もいますが、相手がある話ですから、こればかりはわらない。
そして、日本の核シェルターの普及率は0.1パーセント以下と「ほぼない」状態。
となると、いざという時に政府の中枢を守るため、国を動かす要人や政府の機能を守るために、千代田線が「核シェルター」だったとしても不思議ではありません。
もちろん、千代田線があるし大丈夫というわけではありませんが、いざという時のひとつの備えとして、わざわざ深いところに駅が作られているのではないかと考える人がいるのも無理のない話でしょう。
ちなみに、政府は万が一、攻撃された場合の避難場所として地下鉄上げてはいますが、千代田線など特定の路線が「核シェルターですよ」と認めているわけではありません。
参考資料:地下鉄は核シェルター?鉄道都市伝説の真贋 国会議事堂前駅と都営大江戸線の「深い話」