2008年に当時19歳の石田佳奈子さんが行方不明になる事件がありました。
後ほど詳しく解説しますが、石田加奈子さんの部屋からは大麻が見つかっていたことと、出会い系サイトにて男性と知り合っていることが判明しました。
恐らく、薬物関係と対人関係による失踪事件だと考えられています。
今回はそんな「東京都江戸川区女性監禁連れまわし事件」について詳しく解説していきたいと思います。
東京都江戸川区で19歳の女性を連れ去るという事件がありました。
2008年4月5日、東京都江戸川区に住んでいた当時19歳の石田佳奈子さんが、出会い系サイトで知り合った男に連れまわされ、行方がわからなくなっているという事件が発生しました。
そして、一連の事件から9日後の14日、石田佳奈子さんのものと思われるブーツやショートバックなどが山梨市の林道脇の山林で発見されます。
その後、警視庁は塩野直樹容疑者(無職)を監禁容疑で逮捕します。
石田さんは4月6日に興奮した状態で叫びながら「薬を打たれた。助けてほしい」
などと家族や友人に電話していたほか、山梨県警にも2回110番通報をしていたのです。
県警が居場所を尋ねたところ石田さんは「分からない。分からない。」と取り乱している様子だったそうです。
また、電話の最中には「2人組の男にホテルに連れ込まれそうになった」といった内容を話していて、塩野容疑者の所持品からは覚せい剤が発見されました。
車の中からは尿と血液反応も出ていることから、石田さんと塩野さんが車内にて何らかのトラブルが発生した可能性があるとみて捜査しています。
それに加えて車内からは誓約書のようなものが発見されておりその内容は以下の通りです。
行方不明になっても、責任は問いません
このような誓約書が複数枚見つかっていることから、多くの女性と関係を持っていたと考えられています。
石田さんの私物(ブーツ・ショルダーバック)が発見された山梨県内の山林の捜索を県警が行ったが、石田さんを発見することができませんでした。
石田さんの行方はいまだにわかっておらず、警視庁は石田さんに関する情報提供を呼び掛けています。
監禁容疑によって逮捕されましたが、東京地検は証拠不十分で処分保留になりました。
調べによると、塩野容疑者は青梅市に向かう途中に「石田さんに覚せい剤を注射したら、急に暴れ出して、走り去っていった」と供述しています。
石田さんが電話の中で「ホテルに連れ込まれそうになった」と語っていましたが、共犯者がいたのかは不明のままです。
塩野容疑者が石田さんを殺した可能性としては充分にありえますが、証拠もないことや死体が見つかっていないということから、事実上無実になっています。
しかし、覚せい剤取締法違反として罪に問われ、懲役2年・執行猶予4年の判決を受けています。
※2010年には出所していることになります。
塩野容疑者は無職で覚せい剤を使用していました。
中学時代には不良グループの一員となり、盗みなどの悪行を繰り返していたそうです。
近所の住民も「いつかこんなことするんじゃないかと思っていた」と話していました。
親は取材した記者に対して「うちの息子が悪いと決まったわけではない。女性に非があるかもしれない」と逆切れしたそうです。
一説では石田佳奈子の親も娘が薬物を使用していることを知っておいて、石田さんを放っていたと言われています。
(石田さんの部屋から薬物が発見された)
少し厳しいような言い方になるかもしれませんが、犯罪に巻き込まれても仕方のない状態だったのです。
親なら、子供の幸せやしっかりとした道を進ませるのが親の使命でありそれができたなかったのなら親失格といえますね。
この記事を読んでいる皆さんは薬物の効果だけが怖いのではなく、それを取り巻く人間たちもいるということを決して忘れないでください。