白黒のボディとちょっと丸いフォルム・・・。
まるでパンダみたいなルックスでなんとなく愛らしく見えるシャチ。映画やアニメで重要なキャラクターになることもありますし「シャチってかわいいよね」と思っている方もいらっしゃるかと思います。
ですが、その一方でシャチは「海のギャング」と呼ばれることもある生き物です。
ご存知の方も多いと思いますが、シャチはイルカやくじらの仲間です。
海にいますが、魚類ではなく哺乳類で、シャチのその生体や特徴でA、B、C、Dのタイプに分類されています。
見た目はどのタイプでも白黒の特徴あるボディですが、遺伝子が異なるそうでちがうタイプのシャチどうしで交配したという報告はないそうです。
陸で生きる動物の中では、人類が食物連鎖の頂点に立っています。
そして、海の世界では、道具を使って狩りをしている人類の除けば頂点に立っているのはシャチです。
魚やイカなど以外にも、大きなイルカやくじら、そして、私たちがなんとなくシンパシーを持っているアザラシも捕食対象。北極のシロクマ゛でさえシャチにとっては捕食対象なのです。
つまり、シャチには天敵がおらず海の中では無敵なんです。
そして、シャチはかなり大きな身体わ持っています。オスの体長は5.8 ~ 6.7m、メスの体長は4.9 ~ 5.8mとビックサイズ!なのに、泳ぎがとっても得意で最大で時速60キロから70キロもの猛スピードで泳ぐことができます。
これは、泳ぐ速度が速いことで知られるバンドウイルカと並ぶ猛スピード!
海の中でスピード違反の取り締まりをしたら、シャチとバンドウイルカが大半かもしれません 笑
大きな身体を持っていて、泳ぐのも早いシャチ・・・ですが、これだけで海の食物連鎖の頂点に立っているわけではありません。
シャチの恐ろしいところは、身体能力にたけている上に、頭が良いことです。
氷の上に乗っているアザラシも捕食するために集団でその周りを泳いで波を立てて氷を揺らす・・・アザラシはとうとう氷から落ちて海の中へ・・・。一旦、海に入ってしまったらアザラシがシャチから逃げることはほぼ不可能です。
氷から落ちる時のアザラシの絶望感・・・。ただじゃなくても頭がよく身体能力に長けるシャチが群れで狩りをするのですから、海のギャングとか、ハンターとか言われるのも解る気がします。
他にも、砂浜に突進してアザラシやオタリアパクリと食べてしまったり、口の中に魚を入れてカモメを誘って、カモメが口に入ったところで食べたこともあるんだそうです。
とにかく、狩りの技術とテクニックが他の海洋生物とは桁違いです。
食欲旺盛で攻撃力が高く・・・頭もよくて、泳ぎの名手。
武器を持っていなければ、海の中で人間がかなう相手ではありません。
ということは・・・ぼーーーっと海辺を散策していたらシャチに襲われるの?と心配になりますが、これまでシャチが人を捕食したという事例はないのです。
頭がいい生き物だから、かなわない人間との戦闘はいないのか、それともシャチから見たら人間なんて美味しくないのか・・・。どちらのなかは解りませんが、シャチにとって人は捕食対象ではないようです。
ただ、大きな生き物ですからじゃれているつもりでも人間がケガをした・・・という例はあります。
なので、ぼんやり砂浜を歩いていて人がシャチに食われる!ということはないと考えて良さそうです。
海のギャング・・・のシャチですが、群れや家族といった仲間意識が強く、死んでしまった子供の遺体から何日も離れず、母親が運び続けたこともあるそうです。
そして、仲間を傷つけた相手に執着を見せることもあり、執拗に追いかけてくるケースもあったそう。
なくなってしまった子供の遺体に寄り添って運び続けたシャチの映像をからは「ギャング」という称号とは別のシャチの一面を見ることができます。
白黒の特徴あるボディでかわいらしいルックスのシャチ・・・水族館でシャチを飼育しているところもありますが、シャチは人気者です。
大きくて可愛いシャチですが、海のギャングと呼ばれる海洋生物の食物連鎖の頂点に立つ生き物でもあります。身体能力が高く、頭がよく、そして大きな身体で群れで行動するシャチは、アザラシやイルカ、サメにくじらの仲間でさえも食べてしまいます。
狩りの能力がとても高く、氷の上のアザラシを波を起こして海に落として捕食した映像もあります。
かわいいけど実は怖いシャチですが、捕食目的で人を襲ったことはないそうです。
参考資料:Wikipedia シャチ
最強すぎるシャチの生態5選!天敵、知能、性格などをわかりやすく解説!