1954年、オランダのとあるホテルに世界の各分野における権力者や有力者が集まっていました。
この時に集まったホテルの名前が由来となり、この会合は【ビルダーバーグ会議】と呼ばれるようになり、それ以降も場所を変えて毎年1回行われています。
ビルダーバーグ会議の創立者には以下のような人物が名前を連ねています。
そう、都市伝説好きでこの名前を知らない人はいないであろう、世界の金融市場を牛耳っているとも噂されるロックフェラー家が関わっているのです。
今回はこの謎の会合である【ビルダーバーグ会議】について紹介していきます。
ビルダーバーグ会議が一部の人々に注目されるキッカケになったのは、徹底した「秘密主義」という方針と参加している人達の権力です。
創始者の1人であるデイビッド・ロックフェラーは言うに及ばず、各業界の最先端を走る人間が毎年100人~150人ほど集まって環大西洋域の市場について自由な理念の意見交換がされていると言います。
しかし、この会議においては徹底したハウスルールが設けられているのです。
この会議に参加した人間は、会議中に得た「情報」や「発言内容」を利用することは許可されていますが、誰が発言したのか?といった具体的な内容はもちろん、出席者の身元、所属などの公開、引用も一切が禁じられているそうです。この会議にはマスコミ界の重要な人物も参加するようですが、報道目的で取材することも一切禁止されています。
この秘密主義方針については「参加者が安心して自由に発言出来る場所にするため」という理由が明示されているようですが、一般大衆からすればこれだけの権力者が集まって話をしているのに、一切の取材が禁止されるという状況については納得がいかないところでしょう。
一説によると、大統領に就任する前のアメリカ、ビル・クリントンやトニー・ブレアなどもこの会議に参加していたそうです。
ビルダーバーグ会議の創始者の1人であったデニス・ヒーリーは以下のような発言をしたことがあるそうです。
「世界統一政府の樹立にまい進していたというのは言い過ぎだが、あながち見当違いでもない。われわれビルダーバーグ会議では、無益な戦いや殺し合いを永遠に続けて何百万もの難民を生み出すわけにはいかないと思っていた。それなら、全世界を1つのコミュニティにすればいいのではないかと考えたこともある。」
世界統一政府構想は別名「ニューワールドオーダー」などとも呼ばれており、陰謀論では比較的有名な話ですが、このビルダーバーグ会議では、実際に世界統一政府についての議論が出たことを明かしているようなものです。
さらにこの発言の恐ろしいポイントは、”何百万の難民”という言葉ではないでしょうか?
前述の通り、ビルダーバーグ会議には世界を動かせるような実力者や権力者が多数存在している訳です。
これを踏まえれば侵略戦争をやろうと思えば出来るが、難民の処理に困るから世界統一政府を樹立してはどうか?という風にも解釈出来ないこともないでしょう。
まるで、「世界はすでに手の中にあるが、どうするかは我々次第だ」と言われているような気がするのは私だけでしょうか?
このビルダーバーグ会議はあまりにも警備が厳重なことで知られており、会議の内容が多くの国や人々にとって大切であるにも関わらず、一切公表されないことから、イギリスの労働党議員でるマイケル・ミーチャーという政治家がこの会議を取り上げて激しく非難していたようです。
その内容はビルダーバーグ会議は公衆の監視が入らないところにおいて、市場支配の強化と拡大を目論んだ「金持ちと権力者の陰謀集団」であると糾弾しています。
その他にも、いわゆる発展途上国の利権問題などを巡って、合法的な植民地化や覇権保持を目論んでいるといった陰謀論も耐えません。
公衆にとって最善の方法であるならば、堂々と公開してほしいというのが、集団心理でしょう。
しかし、ビルダーバーグ会議の内容は今もほとんどが秘匿されたままです。
また、ハウスルールによって定められているように、発言を利用しても良いが、誰が発言したかを明示出来ないため、我々一般大衆は知らない間に、このビルダーバーグ会議の発言であるかもしれない主張をどこかで聞いているかもしれないのです。
このように、数多くの否定的な意見はあれど、実際に招集される人物の地位が高すぎるためにその内容はおろか、詳細を一般大衆が知ることはほとんど不可能に近いものがあります。
この集まる人物の中には、昨今エネルギー問題になっている石油会社の経営者や、軍需産業に関わる人物もいるそうです。
それらに加えて、大資本を持つ銀行家や一国の大統領など…。
固く閉鎖された扉の奥で一体何が話し合われているのでしょうか?
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