【ツインデミック】新型コロナの第3派はどうなる?ヨーロッパで感染拡大中?!

新型コロナウイルスは、春先の感染拡大が第1派、そして夏の感染拡大が第2派だったと言われています。

そして、これから寒くなり空気が乾燥する中で懸念されているのが第3派です。

新型コロナと季節の関連性については、確かな情報は多くないものの、インフルエンザとの同時流行が懸念されています。

ヨーロッパで再び感染者が増えている?!

新型コロナは少し落ち着いた…ような印象を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、世界的に見たときに感染が収まっているとは言い難い状況です。

スペインではまた新たな感染拡大が起きており、「マドリードが封鎖されるかもしれない」という事態になりました。スペインの裁判所が首都の封鎖を却下したそうですが、新型コロナの再拡大がヨーロッパで始まっているようです。

パリも警戒を強めており、フランスやスウェーデンでも新型コロナが再流行しています。

ロックダウンするのか…それともせずに経済活動を続けるのかギリギリのせめぎ合いとなっているようです。

人の動きを止めれば感染拡大には歯止めがかかる…ですが、人の動きを止めれば経済も止まってしまう。経済が止まれば生活困窮が原因の死者が出てしまうかもしれない。

どちらも非常に重大な課題であるだけに判断はとても難しいわけです。

そして、日本でも冬を迎えるこれからの季節に新型コロナが再び流行するのではないかという懸念があります。

 

インフルエンザとの同時流行はなぜ危険?

 

新型コロナが冬に流行するのかどうか…それはどの程度になるのかは、今はまだわかりません。

ただ、ひとつ言えるのは冬になると毎年、流行するインフルエンザのことも考えなければならないということです。

インフルエンザと新型コロナは別のウイルスですが、仮に同時に流行したら…

発熱などの症状がよく似ていますし、みんなが病院に殺到したら医療現場が疲弊し…最悪の場合、医療崩壊してしまうことも考えられるのです。

新型コロナの流行ですっかり、「大したことない」感があるインフルエンザですが、インフルエンザも人の命を奪うことがある感染症です。

ただ、決して悪いデータばかりではありません。新型コロナの対策をみんなで始めたことで、例年よりインフルエンザ患者数は落ち着いているそう。つまり、マスクやうがい、手洗い、消毒といった新しい生活様式が新型コロナだけではなくインフルエンザ対策にもなっているということです。

 

ワクチンの供給は間に合うのか

インフルエンザも怖い感染症ですが、新型コロナとの決定的な違いがあります。それは治療薬の存在とワクチンです。

インフルエンザにはタミフルやリレンザなどの治療薬がありますし、ワクチンもあります。

ですが、新型コロナのために作られた治療薬はまだありませんし、ワクチンも開発中。従来、ワクチン開発は10年単位で行うものだそうですから、新型コロナウイルスに関しては異例のスピードでワクチン開発が行われているのも事実です。

それでも、すぐに完成するようなものではないのも事実、安全性も確保しなければなりませんからスピードと両立させなければならない。

こういった、解らない事、そして、ワクチンや治療薬といった武器を持っていないことが「新しいウイルスの怖さ」です。新型コロナのワクチンに関してはロシアなどでは摂取が始まっているそうですが、まだ開発中。治療薬は既存の薬が承認されていってはいるものの、新型コロナの専用の治療薬というわけではなく、他の感染症のために作られた治療薬です。

もちろん、これから研究が進められれば新型コロナの治療薬もできるでしょうし、ワクチンもいずれ慣性するはずです。

ただ、それがもうすぐやってくるインフルエンザの流行期に間に合うかと言われると、時間的に見て厳しいという意見が大半です。

 

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中