新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発出され、感染者が増えており、さらにはイギリスや南アフリカの変異種の脅威も迫っている中でちょっと気になるのが「東京オリンピック」です。
本来であれば、2020年に開催されるはずだったのですが、ご存じのとおり2021年に延期となり今に至っています。
2021年の東京オリンピックまでもう半年程度となった今、第3波が襲っているせいもあって「オリンピックってできるの?」って思ってしまいますよね。
待ちに待った東京オリンピック・・・開催できるのでしょうか。
東京オリンピックの開催については、外国でも注目されているわけですが、イギリスのタイムスという新聞の電子版が「日本政府が中止せざるを得ないと内々に結論づけた 引用:ハフポスト日本版編集部
と報道したことが日本のネットニュースなどでも大々的に報道されて「えっ、やっぱりできないの?」と驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも「なんでイギリスの新聞が日本のオリンピックの開催のことを日本の報道機関より先に報道してるねん!」という話でもあるのですが、この報道を日本政府は
坂井氏は「そのような事実がないということをきっちり否定させていただきたい」と強調。一方で、「海外の状況などもあり、どこかの段階で当然、実際に開催するかどうかの判断を行う」とも説明し、「それまでは当然、日本政府はやるべきこと、進めていくことをしっかり準備をしていきたい」と述べた。
として、真っ向から否定しています。
東京都知事の小池百合子さんもこの報道に対して
抗議を出すべきでないか。中止だとか延期だとか、そういった話は出てきていないのが事実
として否定。
この政府や東京都の対応を見る限り、今の時点で東京オリンピックが中止されるという事実はないようです。
イギリスの「タイムス」が報道した内容が事実ではないとしても、新型コロナウイルスの感染者が増えている今、果たして約半年後に本当に東京オリンピックを開催できるのかという問題は残されたままです。
もちろん、何事もなければ東京オリンピックを見たかったという方の方が多いとは思いますが、新型コロナウイルスの脅威がいつまで続いていくのか解らない中で、世界中から選手や観客を集めてのオリンピック開催はかなりリスクが高いようにも思えます。
東京オリンピックに関しては複数のシナリオがあるそうで
の案があるそうです。
新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた観光業界にとっては、東京オリンピックの開催は景気回復の光でもあります。ですが、無観客ということになれば、インバウンドの需要は極端に低くなりますし、東京オリンピックそのものが大赤字ということなってしまいます。
選手にとっても、観客がいないオリンピックは寂しいものがあるでしょう。
今の段階で、3つのシナリオのうちのどれになるのかは解りませんが判断は6月頃までにという話もあるんだとか・・・。
最終的には国際オリンピック委員会が開催の有無やどのような形式で開催するのかを決定する事になります。
参考資料:五輪、政府に無観客開催案が浮上 「上限なし」や「50%」も検討-東京新聞
東京五輪、無観客で開催案も IOCが複数シナリオ要請-朝日新聞デジタル
イギリスやアメリカで接種が始まっている新型コロナウイルスのワクチンが日本でも接種開始される見通しです。
東京オリンピックを通常どおりに開催できるとしたら、やはり頼みの綱はワクチン接種でしょう。
ワクチン接種が進んで免疫を獲得できれば新型コロナウイルスの脅威から解放される日がくるはず・・・効果に期待したいものです。