新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるう中で心配されているのが”後遺症”です。
感染して完治した後に後遺症が残るかもしれない・・・なんとも恐ろしい話ですが、未知のウイルスと言われていた新型コロナウイルスのことも徐々に解ってきて”後遺症”についても少しずついろんな事が判明してきました。
かねてから「後遺症があるかも」と言われていた新型コロナウイルスですが、意識を失ったり、記憶障害が出たり、髄膜炎などが後遺症として残るというケースが報告されているそうです。
朝日新聞デジタルは次のように伝えています。
3月、山梨県に住む20代の男性が新型コロナに感染した。意識を失ったままけいれんし、嘔吐(おうと)したまま床に横たわっていたところを家族が発見。救急車で山梨大病院に運ばれた。
脳を覆う脳脊髄(せきずい)液をPCR検査で調べると、新型コロナ陽性だった。頭蓋骨(ずがいこつ)と脳の間の髄膜が炎症を起こす髄膜炎とみられ、脳のMRIでは記憶領域にあたる海馬に炎症があった。
新型コロナウイルスに感染しただけでも、症状が辛いと言われていますが、その上、後遺症が残るのはかり辛いこと。
「自分は若いし感染してもいいや」なんてとても思えなくなるのではないでしょうか。
他にも、新型コロナウイルスに感染した方が急性壊死性脳症になっていたという事例もあり、頭痛やめまいなどの後遺症を訴える人もいるそうです。
無症状で感染していることに気づかない人がいる一方で、重症化して命を落とす方や完治した後に後遺症に苦しむケースがあるのが新型コロナウイルスの怖いところかもしれません。
日本でも、新型コロナウイルスの新規陽性者数が増えていますが、ヨーロッパやアメリカの新規陽性者数はもっと深刻です。
アメリカでは、新規陽性者数が一日当たり16万人を越えており中西部などで感染が拡大しています。
アメリカの大統領選挙が注目されていましたが、選挙集会などの様子を見ると確かに密になっている場面も多かったように見受けられます。テレビ中継などを見ていると、中にはマスクをしていない人もチラホラ・・・。
マスクをしていれば絶対に感染しないというわけではありませんが、1日当たり16万人を越える新規陽性者はかなりの数。ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの有効性が確認されたという嬉しいニュースもありましたが、その一方で感染も拡大している・・・。
大統領選挙の行方がまだどうなるか解らない要素を残しているアメリカですが、今後の新型コロナウイルス対策にも注目が集まります。
新型コロナウイルスの新規陽性者が日本でも増えています。第3波が懸念されている中で、新型コロナウイルスのことが解ってきて後遺症についても様々な報告がされています。
中には、重い脳障害を引き起こしたという事例もあるそう・・・「感染しても大丈夫だろう」「若いから気にしない」「ただの風邪」なとど言う人もいますが、やはり新型コロナウイルスには感染しないようにするのが一番です。
ヨーロッパやアメリカでも感染拡大しており、アメリカでは新規陽性者の数が一日当たり16万人を越える日もあります。
世界レベルで拡大している新型コロナウイルス・・・ワクチンの有効性が確認されたという嬉しいニュースもありましたが、まだまだ油断できないようです。
参考資料:米国、過去最多の16万人超感染 新型コロナ(産経新聞) – Yahoo!ニュース
意識失い嘔吐、記憶あいまい 新型コロナ、脳まで侵入か(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
「有効性90%超」を謳う新型コロナウイルスのワクチンが、医学における“歴史的な成果”になりうる理由