みなさんは、夢に亡き肉親が出てきたことがありますか?
私の場合、義理の父が、妻は祖母が夢の中に現れて伝えたいことを話す… といった経験があります。
そう、亡くなった方の連絡手法として 『夢の中で伝える』ということは今も昔もなんら変わらないことかも知れません。
義理の父が亡くなって数年たったある日のことです。
私たち夫婦は、仕事・子育てに忙しい日々を送り、妻の実家の義母も 農作業の繁忙期でした。 その日、仕事を終えた私が就寝したのは、午前を回ってからでした。 …真夜中なのか、それとも早朝なのか、私は眠っているハズなのに、 私が寝ている寝室の光景が白くぼんやりと目に映ります。 「…あれ?」 不思議に思った直後、数年前に亡くなった妻の父が、寝ている妻の枕元に スッと立っているのです。 はっきりとは見えませんが、背丈と体格から 義理の父だということだけは、わかりました。
義理の父は背が高く、 細身の体型でしたので。 白くぼんやりとして、特に何を語りかけるわけもない… そんな光景を目にした私でしたが、気付くと朝になっていました。 「…これは?」 何かの暗示かと思いましたが、その日は、ゆっくり話す時間もなかったため 仕事へ向かいました。
夏場から秋にかけてのこの時期、数日仕事が忙しく ゆっくり話せたのは、数日後のことです。 妻に、先日、「お義父さんが夢?に出てきたんだよ」と話すと 妻は妻で、私に 「私は、亡くなったおばあちゃんが出てきたの!」と話すのです。
妻の話しを聞いて、吃驚! 妻によれば、大分前に亡くなった祖母が夢に現れ… 「…○○ちゃん、お水をちょうだい、お水をちょうだい!」と語りかけてきたそうです。 これは、いけない!義理の父が夢に出てきた私だけでなく、妻にも祖母が夢に現れ、 何かを伝えようとしている!何かしら、急がなければいけないことだけが 頭を駆け巡り、妻の実家へ…気持ち急いで連絡を入れました。 義理の母に、義理の父・祖母が夢に現れてたことを妻に伝えてもらうと、義理の母が 「農作業が忙しくて…そう、この間、頼もうと思っていたの、お墓を見てきて欲しい」と。
妻の母によると、最近、お墓に行けていないとのこと。義理の父が亡くなってからは 農作業は義理の母が行っており…忙しい義理の母は、私たちにお墓の様子を見に行って 欲しいと思っていたようだ。 …早速、私たち夫婦は自宅から一時間ほどの、義理の父と祖母のお墓へ向かった。
すると、どうだろう…お墓は、夏場に通過した台風の影響を受けていて 木々や葉が散乱し、備えてある祖母の湯呑は、ひっくり返っていた。 「…このことだったのね!」 妻が納得したようだ。私も、一連の出来事が繋がってくるように思えた。 妻は根っからの「おばあちゃん子」。
その妻に、祖母が夢にまで出て、お墓が荒れていることを伝えたかったのだろう。 …私の夢に出てきた義理の父もきっと、自分の母親の湯飲みがひっくり返っていることを なんとかして伝えたかったのではないだろうか?
お墓の手入れをしてから、夢に義理の父や妻の祖母が出てくることはなくなった。
きっと、お墓もキレイになって安心出来たのではないか…と。
今回の現象は、お盆にお墓参りに行っていた私たちだったが、お盆後の台風によって お墓が荒れていることに気づかなかったため、亡くなった義理の父や祖母が、夢に現れて そのことを伝えに来た、そう思っている。そう思うことがいちばん辻褄が合うからだ。 今後も、また夢に亡くなった肉親が現れたら、 「何かのメッセージを伝えるために、夢に現れたのかも知れない!」と、思うようにしたい。 私たちでは気が付かないことを、亡くなった方たちが伝える唯一の連絡手段かも知れないから。
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