【宇宙からやって来た?!】謎の天体オウムアムア

オカルトオンラインでも宇宙や天体の話しをいろいろとご紹介してきました。

【ギリギリ肉眼でも見える!?一番遠い星は1万6000光年の彼方にあった】、目には見えない【ダークマターってなに?観測できないけど存在している?! 】

などなど、宇宙の話しをし出したら話題は尽きません。

今回は、太陽にやってきたお客さんオウムアムアという天体についてご紹介します。

 

オウムアムアは太陽系の外からやってきた?!

オウムアムア・・・なんかのキャラクターの名前っぽいですが、天体のことです。

太陽系は、恒星の太陽をボスとして、地球のような惑星、エリスや冥王星のような外縁天体、そして、小惑星や彗星などいろいろな天体で形成されています。

 

 

太陽系の天体はいろいろと違いはあるものの、太陽の回りを公転している仲間みたいなものです。

ですが、オウムアムアは、太陽系の外から飛来してきた天体。つまり太陽系にやってきたお客さんみたいなものです。太陽を公転していない天体で太陽の重力で縛られていないフリーな天体です。

 

恒星間天体

オウムアムアは恒星間天体・・・太陽にやってきたお客さんなのですが、当然、自分で光りを放ってる天体ではないのでとても暗く見つけるのが難しいのです。

実際に、オウムアムアが発見されたのは、2017年10月19日とかなり最近のことです。

見かけの等級はマイナス20等級ですから、当然、肉眼で観測することはできません。とにかく暗い天体ですが、この天体をハワイの望遠鏡が捉えたのです。

オウムアムアは地球から2400万kmのところを通過して、太陽に接近したあと太陽系を離れていきました。太陽からの脱出速度がとても速かったため、太陽系の彗星などではなく、太陽系の外から飛来した恒星間天体である可能性があるとされました。

 

ちなみにこのオウムアムアの直径は直径160m前後ととってもコンパクトサイズ!

追いかけて本当に太陽系から出て行くのか確認することも困難かもしれないほどの小さな天体でした。観測後、小惑星だと位置づけられましたが、太陽系を脱出した後、ペガスス座の方に向かっていったとされています。今頃、どのあたりまで行っているのか・・・オウムアムアは宇宙を旅している小さな天体のようです。

太陽系の外から飛来する可能性がある天体は他にもある?

太陽系の外からやってきたと考えられているオウムアムアですが、観測されたのが2017年だったと言うだけで、恐らく過去にも太陽系の外からお客さんの天体が飛来していたことがきっとあったことでしょう。

そして、これからもいろいろな天体が宇宙から太陽系に飛来してくる可能性はあります。むしろ、絶対にないと言える人はいないでしょう。広い宇宙で何が起こるか・・・正確に予想できる人はいないのです。

オウムアムアのように、接近しても害がない天体ならいいのですが、宇宙には超コンパクトサイズのブラックホールも存在していると言われています。もし、コンパクトサイズのブラックホールがこっそり地球に侵入してきたら・・・太陽系の惑星の軌道はぐちゃぐちゃに乱されてしまうと言われています。

どんな天体が宇宙にあるのか・・それすらも完全に解明されていない以上、ある日、急に接近してきた天体が私たちの日常を壊してしまう可能性は否定できません。

太陽系のエリア内は太陽が放つプラズマで守られていますが、それでも、天体の飛来を止めることは難しいでしょう。

まとめ

今回は、太陽系の外から飛来してきたオウムアムアという天体についてご紹介しました。オウムアムアが2017年に観測された直径160メートルほどの天体で地球や太陽に接近した後に太陽から離れていきました。

脱出速度が速かったことから、太陽系の天体ではなく太陽系の外から飛来してきた恒星間天体ではないかと考えられています。

太陽の回りを公転している太陽系の惑星や天体以外の天体が外からやってくる可能性は今後も当然あります。そのなかにはもしかしたら、地球や太陽系のリズムを乱してしまう天体もあるかもしれません。

参考資料:Wikipedia 恒星間天体

      初の恒星間天体オウムアムア、その「UFO説」の真偽を考える