今回は謎の人物によって射殺された「ベラ・ライト」について詳しく迫っていきたいと思います。
この事件では、当時22歳で工場勤務だった「ベラ・ライト」は男と一緒に緑色の自転車に乗っているところを目撃された日に、頭を撃ち抜かれて死亡しました。
この事件ではいくつかの人物が起訴されたのですが、無罪となり今では未解決となってしまいました。
今回の記事では、そんな「ベラ・ライト」の射殺殺害事件について詳しく紹介していきたいと思います。
謎の人物によって射殺された「ベラ・ライト」事件の真相
工場で働く当時22歳の「ベラ・ライト」は、男性と一緒に緑色の自転車に乗っているところを目撃されていました。
目撃された当日に「ベラ・ライト」は、何者かによって頭を撃ち抜かれて殺されていたのです。
犯人として挙げられた男
第一次世界大戦の退役軍人の「ロナルド・ヴィヴィアン・ライト」は「ベラ・ライト」を殺害した容疑で逮捕され裁判にかけられます。
しかし、その後彼は無罪放免となりました。
彼は第一次世界大戦中に、様々な訓練と名誉砲兵隊の砲手として任務についていたそうです。
その後、彼は重度の「甲状腺ショック」と部分的な難聴に苦しんでおり、イギリスに送られ精神科治療を受けていたそうです。
裁判では、2人の若い女性が「ベラ・ライト」が死亡した日に、自転車に乗った「ベラ・ライト」を「ロナルド・ヴィヴィ・ライト」が追いかけられているところを目撃したと証言しており、また「ロナルド・ヴィヴィ・ライト」は以前に未成年との不適切行為を2回程度行ったことを認めていたそうです。
「ロナルド・ヴィヴィ・ライト」は自転車のスパナを見つけるのを手伝っただけだと主張しており、後に「ベラ・ライト」の遺体の近くで見つかった血液は「カラスの血液」だと主張したのです。
弁護士からの助言
そして、弁護士から助言が出されました。
「ベラ・ライト」の殺人を除く、それ以外の起訴事実を全て真実だと認めたのです。
しかし、「ロナルド・ヴィヴィ・ライト」が殺害された後、5ヶ月間自分の自転車を隠し、その後自転車を解体して川に破棄したのです。
この事件について描かれた本も出版されており、中には「ロナルド・ヴィヴィ・ライト」が殺害を自白する本もあるそうです。
とはいえ、この事件の全てを裏付けるようなことは出てきていないのだそうです。
使用された武器についての情報
この事件で使用された武器は455口径のリボルバーであると慎重な捜査で浮上しました。
455ウェブリーは第二次世界大戦が終了するまでイギリス軍と連邦軍の間で使用されていました。
弾頭直径11.5mmの .455 Webley弾の最大圧力は13,000psiで、 265gr(17g)FMJ 弾頭の初速は 210m/s、エネルギーは 392J。
これに対し弾頭直径9.1mmの .357マグナム弾の最大圧力は35,000psi、弾頭重量125gr(8g)JHP弾頭の初速は440m/s、エネルギー790Jと2倍の威力を持ちます。
頭蓋骨を貫通していたことを考えると、相当な至近距離で発射されたと考えています。
まとめ
以上がこの事件の一連の出来事です。
最後は実際に使用されたと考える重火器について紹介しました。
日本ではピストルによって射殺されると言った事件はあまりないため、身近に感じないかもしれませんが、全く起きていないというわけではないため怖いですよね。
皆さんも、常に身近の危険を感じながら生活していきましょう。