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人類の最期を記録する”ブラック・モノリス”

いずれ私達”人”という生命体が滅亡する可能性はゼロではありません。

というか、おそらくいずれ人は絶滅するだろうと考えるのが自然でしょう。環境破壊などの要因も確かにそうですが、例えば、宇宙から大きな隕石が降ったきただけでも人類は滅びてしまうかもしれませんし、巨大噴火で地球の環境が変わってしまう可能性もあります。

もし、運良く、環境破壊を辞めて、隕石も降らず、巨大噴火も起らず、地球環境が変化しなくても5億年程度で地球は膨張する太陽の熱で人が住めない環境になると言われています。

ということは、他の星に移住しなれけば、いずれ人類は滅びるということですが、今のままだと、環境破壊や戦争などで5億年を待たずに人類は滅びることになるでしょう。

とまぁ、あまり気持ちの良い話題ではありませんが、もし、人類が何らかの要因で絶滅したとしたら・・・その後の生命体にメッセージを残しておきたいとおもいますか?

実は、今、人類が滅亡する過程を記録する”ブラックモノリス”という計画が進められているんです。

ブラックモノリスとは

ブラックモノリスとは、人類が絶滅していく過程の記録・・・地球の気象や環境歩変化、人口、エネルギーなどのデータを鋼鉄製の頑丈なボックスに入れて、記録しておこうというものです。

まるで、タイムカプセルのようですが、もちろん、未来の自分への手紙を入れるというわけではなく、このボックスのデータは人類が滅びた後に、別の生命体がこのデータを見つけたときに「どうやって人類が滅びたのか」を教えてあげよう!

というものです。

もし、人類が滅びた後に、別の生命体が地球でこのボックスを見つけ、そして、データを見ることができたら「こんな原因で滅びた人という種族がいましたよ」というデータになるわけですね。

もちろん誰かが見つけてくれる保証もありませんし、そもそも、データで残しているわけですからデータが破壊される可能性もあります。みつけた生命体がデータを見る術を知らないかもしれない・・・ですが、未来の生命体への究極のタイムカプセルというわけですね。

ブラックモノリスを進めているのはどこ?

人類の終焉を記録するという、後ろ向きなのか前向きなのか解らないブラックモノリスですが、この計画はClemenger BBDOというマーケティングの会社がオーストラリア・タスマニア大学と共同で進めています。

ボックスは10メートル程度のサイズで、厚み7.5センチの金属で作られます。

ソーラーパネルを備えていて、電力を供給しつつハードディスクを守っていくという方法で、地質的に安定したタスマニア西海岸に設置される予定だそうです。

本気モードでデータを残そうとしているのですね。

最大で50年分しか記録できない

人類が終わりを迎える様子を記録するブラックモノリスですが、ハードディスクですから当然、上限があります。

2022年に設置される予定のブラックモノリスですが、ハードディスクの容量は最大でも50年分。つまり、今から多くても50年分のデータしか記録できないのです。

そして、ソーラーパネルのメンテナンスも必要ですし、ハードディスクも定期的にメンテナンスが必要です。

未来の生命体が地球で、このブラックモノリスを開いて「過去に人という種族が生息していて、○○で滅びた」と理解する日は果たしてやってくるのでしょうか。

ただもし、ブラックモノリスを未来の生命体が見つけてデータを解析できたとしたら、それはとても貴重なものになるでしょうし、研究データや貴重な歴史的な遺産として大切にされるという可能性もゼロではありません。

もしかすると、私達が今、遺跡などで発見する文章や絵も、もしかすると過去を生きた人たちが、未来の誰かに向けて書いたもの・・・かもしれません。

参考資料:【ガチ】人類の滅亡を記録する「ブラックモノリス」計画が誕生 世界の終焉に備えて準備開始

 

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中