アメリカはどこの国と比べても圧倒的にシリアルキラー(連続殺人鬼)やサイコパス犯罪者が多いのです。
今回紹介するのは、そんなシリアルキラーの中でも有名な「テッド・バンディ」についてです。
どのくらいこの「テッド・バンディ」が有名なのかというと映画化されるくらいです。
後ほど映画についても触れていきたいと思うので、最後までこの記事を読んでいただけたら幸いです!
「テッド・バンディ」とは
1970年代を中心に、アメリカ各地で若い女性を猟奇的に殺害し1989年に死刑が執行されたシリアルキラー「テッド・バンディ」(以下テッドと称す)。
供述によると彼の手によって殺められた被害者数は30人だと言います。
しかし、実際は36人以上いるとも言われているのです。
皆さんはシリアルキラーと聞くと、薬中で頭がラリっているやつを想像しませんか?
そんな想像を覆すように、テッドは容姿に優れており弁舌爽やか、一見するとかなりの好印象だったのです。
法学を学んだ経験を駆使して本人弁護で無罪を主張していました。
そんな彼を一目見ようと法廷には女性ファンが詰めかけ、刑務所にはファンレターが多く寄せられていました。
なんと、無実を信じた女性と獄中結婚もしているのです。
彼の殺人が始まる
1974年1月4日
この日、テッドはワシントン大学の女子大生のアパートに侵入し、ベットフレームから鉄の棒を外して彼女を滅多打ちしにした後、その棒を使ってレイプします。
その後発見され病院に搬送されます。意識不明の状態でしたが幸い一命を取り留めます。
1974年2月1日
テッドは「リンダ・アン・ヒーリー」のアパートに侵入し滅多打ちにした後連れ去り殺害し山中に埋めるのです。
もうご存知の通り彼女は彼による女性狩りから生き残ることができなかったのです。
「テッド・バンディ」の手口
テッドにとっては1974年は狩の年であり、この事件をきっかけに毎月1〜2人の女性を殺害し続けるのです。
テッドの手口は次第に、アパートに押し入るという強引さをやめ、スマートな作戦に切り替えるのでした。
街で好みの女性を見つけると、手を怪我しているかのように装い「引越しのために教科書を車に積みたいんだけど、腕を怪我しているから手伝ってもらえる?」と女性を自分の車に誘い込み殴りつけ気絶させた後、森に運んで殴ったりレイプをした末殺害すると言ったなんとも残忍な手口です。
彼が殺した女性の共通点
・黒髪
・ストレートで髪の毛を真ん中から分けている
なぜ、この共通点を持った女性たちが狙われたのでしょうか?
結論から言うと「何もわかっていない」。
テッドがなぜ、黒髪ストレートで真ん中から分けている女性を狙ったのかは、現在も犯罪心理学者やジャーナリストが謎解明に向け調査を行っているのです。
「テッド・バンディ」が死刑判決を受けるまで
警察はこのような連続殺人事件に気づいていたのですが、目撃情報や証言が少なかったため犯人特定に至らなかったのです。
しかし、ある日テッドは検挙されます。その理由がなんとも些細なのです。
殺人によって検挙されたのかと思ったのですが、検挙された理由が「交通トラブル」だったのです。
不審な動きをしていたテッドの車を警察官が職務質問を実施します。
すると、車の中からバールや覆面、手袋、ロープなどが発見されたのです。
拘束されたテッドはとある刑事によって殺人が暴かれ、殺人事件についての裁判を受けることになるのです。
ところが、彼は裁判のために拘置されていた裁判所から脱獄を図るのです。
脱獄した彼の驚きの行動
脱獄に成功したテッドはシカゴを経由してフロリダへ渡り、そこでフロリダ州立大学の女子寮を襲撃します。
わずか20分程度の間に彼は、2人を滅多打ちにした末絞殺し、重傷を負わせます。
結局すぐに捕まり裁判が開始されますが、テッドは無実を主張し自ら弁護士として立ち回ったのでした。
彼の弁論は説得力がありそれを聞きに女性たちが傍聴に訪れたのです。
彼は最終的に3回死刑判決を受け、1989年に刑務所にて電気椅子による死刑が執行されたのです。
シリアルキラーの語源にもなった「テッド・バンディ」についての映画が公開!
アメリカ史上最も凶悪で、IQ160を持つ天才連続殺人鬼。
彼には、唯一殺さなかった女性がいたのです。
その女性の目線から見た「テッド・バンディ」についての映画が公開されました。
司法、メディア、女、全てを翻弄し続けた彼が最後に語った真実とは!?
この映画を見ている人物まで誘惑されるそうなので、視聴の際はぜひ気をつけて・・・。
まとめ
この殺人鬼は「シリアルキラー」の語源にもなり、アメリカ史上最も邪悪で凶悪ともいわれています。
この記事と映画を見ていただければ、彼の残虐性やサイコパス性、さらにカリスマ性なども見ることができます。
映画や記事を読みテッドについて知っていけば、あなたもきっと「テッド・バンディ」に魅了されることでしょう。