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とうとう未来予知に手を出した?ペンタゴンの「Global Information Dominance Experiments(GIDE)」とは

皆さんは「未来予知」と言われると何を想像しますか?

おそらく多くの方は、占いや予言といったスピリチュアルなものをイメージするでしょう。確かに、世の中には科学では解らない不思議な力がありますし、実際に事件や災害を予言した人もいますし、もっと小さなレベルで「自分に起ることが解る」人や予知夢を見る人もいます。

ですが、こういった予言や占いは得体の知れない物という扱いがされてきたのも事実でした。ただ、未来予知がもし出来るとしたらそれってかなりすごいこと。やり方によっては世の中をガラッと変えることだってできるかもしれません。

アメリカのペンタゴンがとうとう未来予知システムを開発し始めたというのです。

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ペンタゴンが未来予知に手を出した?!

ペンタゴンといえば、アメリカの国防総省。世界一の大国を守る防衛の要です。

最新のテクノロジーと優秀な頭脳が集結した場所のひとつですが、そのペンタゴンで「未来予知システム」が開発されているというのです。

アメリカ合衆国統合軍のひとつ、アメリカ北方軍(NORTHCOM)は、Global Information Dominance Experiments(GIDE)と呼ばれるセンサー、AI、クラウドコンピューティングを組み合わせた「未来予測システム」を開発し情報面と意思決定面での優位性を獲得しようとしています。すでに3度目の実験を行っており、司令官いわく「11の戦闘司令部すべてが同じ情報空間で同じ能力を使って協力」して実施したとのこと。

NORTHCOM司令部および北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)の司令官グレン・ヴァンヘルク空軍大将によると、このシステムは膨大なデータセットパターン、異常状態、トレンドデータを評価分析して、国防総省に「数日先を見通す能力」を提供することを目指しています。

引用:米国防総省「数日先の異変を察知」するAI予知システム『GIDE』開発中 – Engadget 日本版

なんだかもうすでに「ちょっと何言ってるのか解らない」という感じですが、ものすごくかみ砕いて言えば

「様々なデータを分析して数日後のことを予想する」というシステムです。10年や20年という長期的なものではなく、あくまでも数日レベルの予測。何が「おかしなことが起る予兆がないか」をAIで分析してしまうというシステムです。

少なくとも、スピリチュアルな予言や占いではなくデータに基づいた分析ということになります。

もちろん、使っているのはAI。つまりデータを入力してシミュレーションをしてしまうというもの。まるで漫画のような話ですが、テロなどの対応する場合にはこのシミュレーションがとても有効になるのです。

 

絶対零度というドラマがありましたが、まさにあの世界。複雑な情報をすべて管理して集約し、そこから未来を導いていくのです。

このシステムでテロなどの国家の危機を予想できたとしたら、防衛の要としてまたひとつペンタゴンはランクアップすることになるというわわけです。

AIで未来を分析してしまうなんて、なんとなく怖いような、だけど同盟国としてはちょっと頼もしいような気もしますが、AIがここまで進化したことにも驚いてしまいます。

AIについてホーキンス博士が危機感を持っていた?

急激に開発されているAIは私達にたくさんの恩恵を与えてくれるものでもあります。今回、開発されている未来予知システムにも使用されているAIですが、あまりにも急激に発展していてちょっと怖いような気がしている人もいるのではないでしょうか。

2018年3月14日に亡くなった天才物理学者のホーキング博士が

AIの開発は進めてゆく必要がありますが、危険とまさに隣り合わせであることを心にとめておかなくてはなりません。わたしは、AIが完全に人間の代わりになるのではないかと恐れています。

コンピューターウイルスを設計すれば、そのウイルスを複製するAIをつくる人も出てくるでしょう。これは、人間よりも優れた新たな生活の枠組みになると思います。

引用:ホーキング博士が遺したメッセージ:わたしはAIが「人間を超える」可能性を恐れている

という言葉を残していたことを知っているという方も多いはず。

AIの危険性がどの程度の物なのか、まだ解りませんが、天才物理学者のホーキング博士が心配していたというだけでもかなり心配。今回の未来予知システムのように大量のデータを高性能のAIに入力することで得られるメリットがある反面、デメリットについても考えて貰いたいものです。

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中