私達が今、住んでいる場所や空間は私達にとっては現実世界のこと。
ここで生きている以上、これ以上の現実はないのですが、この世界が・・・もっと言えば地球や宇宙そのものが別の意識によるシュミレーションかもしれないというとんでもなく大きなスケールの仮説があります。
超意識の話ともリンクしそうな話題ですが、シュミレーション仮説という説があるんです。
作られたシュミレーションの世界で生きている?
私達が生きているこの世界・・・。
もっと大きなスケールでいえば、宇宙もそうですが、このすべてが「シュミレーション」なのではないかという説があります。
それが、シュミレーション仮説です。
こんなことを言われると
「また、SF映画の話でしょ?想像力たくましすぎ」なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの仮説は科学者にとってはとても興味深いものだといいます。
シュミレーション仮説は、アイザック・アシモフ記念討論会という学者の集まりでも議論されたことがある話題でもあります。
決して、想像力たくましすぎる人が書いた小説の中のストーリーというわけではないんです。
シュミレーション仮説を一言で言ってしまうなら
「この宇宙はシュミレーションだ」というもので、この説は2003年にオックスフォード大学の教授であるニック・ボストロム氏が唱えたものです。
宇宙がシュミレーションだなんてまたとんだもない仮説だ!と思うかもしれませんが、宇宙は数学的な法則に基づいて作られているという見方もありますし、そもそも私達が解らないことのほうが圧倒的に多いのも事実です。
私達が生きているこの世界でも、科学では証明しきれない不可解な現象が起ることもありますし、その一方で規則に従って動く現象もあります。
このすべてが「シュミレーション」だというのが、シュミレーション仮説です。
イメージとしては、少し前に流行したシムシティのような感じでしょうか。ゲームのシュミレーションの世界があり、そこら生命体が存在していて生活をしている。そのシュミレーションは数学的な法則で作られていて、私達、人類はそのシュミレーションのコードのほんの一部を解読している・・・。
という考え方もできないことはありません。
ただ、もし、これが事実だとしたら・・・シュミレーションの世界で生きる私達がゲームの世界でまたシュミレーションを作っているという現象はなんとも皮肉でも思えてきます。
シュミレーション仮説が事実なら・・・バクもある?
もし、仮にこの世界がシュミレーションだったとして・・・そしたら、一瞬ですべてが終わるバクや何かのきっかけで不具合がおこるバグがないかも気になります。
そもそも、シュミレーションだとしたらそのシュミレーションをしているのは誰?神様?という疑問も出てくるわけです。
まず、シュミレーション仮説が正しいとして、仮に大きな生命体によるシュミレーションだとしたらバクという可能性も否定はできないでしょう。ただ、その生命体が何なのかは永遠に解ることはないはず・・・。
もし、コンピューターにプログラミングされているシュミレーションだとしたら、いつか終わる可能性は大。ただし、その終わりにすらシュミレーションの中にいる私達は気づくことがないかもしれません。
もし、シュミレーション仮説が正しければ、アカシックレコードの存在や、超意識の存在も肯定できることになります。
すべての出来事が記録されているなら、シュミレーションに失敗したと判断された段階で、リセットすることも可能・・・ということでもあります。
もちろん、これはすべて仮説。私達が生きているこの世界がホンモノなのかそれともシュミレーションなのか。確かめる術はありません。