オカルトオンラインの【2020年は数百年に1度の星回り】グレートコンジャンクションとは】
の中で”土星と木星、そして、冥王星が重なる”現象をトリプルコンジャクションといって、2020年は数百年に1度のレアな星回りだとご紹介しました。
占星術は星を使った占いの手法のひとつですがホロスコープによると、2020年は変化の年であること、そして、トリプルコンジャクションという激レアな星回りが3月末から年末まで継続します。
その、占星術でも重要な現象(というか不吉)とされる惑星直列ってどんな現象かご存じですか?
惑星直列ってなに?
惑星直列とは、太陽系の惑星が一連に並ぶことです。
日食や月食も太陽に向かって1列にならんで起こる現象ではありますが、2つの天体が太陽に対して直列することは惑星直列と呼ぶことはほとんどありません。
ただ「だったら3個以上なら惑星直列なのか」と言いたくなりますが、惑星直列という現象に関しては、厳格に綺麗に直列するタイミングとなると、天文学的な数値の激レア減少になってしまいます。そのレア度は数万年に1度とも言われています。これではとても占いなんかできないわけですから“ほぼ同時期に””ほぼ直列”でも惑星直列と呼ばれています。
惑星直列と言われると、宇宙をどうしてもイメージしてしまいますが、天文学の用語ではなく占いの用語なので科学的にみて”本当に惑星が直列しているかではありません。
1982年と1999年に起こった惑星直列
今から38年前の1982年に起こった惑星直列では、太陽からみて90度の範囲にすべての惑星が入るという惑星直列が起こりました。
この現象はもちろん激レア・・・当時の占星術愛好家の間では「なにかおこるんじゃないか」「天変地異か?」と言われましたが、世界を激震させるような出来事はおこりませんでした。
そして、ノストラダムスが「人類滅亡を予言」していた1999年もグランドクロスという惑星直列が起こった年でした。
グランドクロスとは、惑星がクロスの形に並ぶ惑星直列のことです。惑星が太陽を中心にして十字に並ぶ・・・確かにちょっと不気味ではあります。
1999年8月には、地球以外の7つの惑星と、太陽そして、地球の衛星の月がグランドクロスの位置に並びました。ノストラダムスの予言とセットで当時、かなり話題になったのですが恐怖の大王が降りてくることもなくこうして地球は無事だったので、ノストラダムスの予言でも間違いはあるということなのでしょう。
惑星直列って怖いことなの?
惑星直列とかグランドクロスとか言われるとなんとなく「怖い」と感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中には惑星直列が起こったら重力が作用して何かがどうにかならないのかと心配する方もいらっしゃいます。もちろん、地球は太陽の影響をモロに受けて存在していますし、月や他の惑星の影響も程度は別にして受けていることは間違いありません。
ですが、惑星直列は過去にも起こっていて、実際にグランドクロスが起こった1999年8月も普通に生活できていたわけですから、惑星直列が怖いことかと言われると答えはNOです。
惑星直列がポールシフトを誘発するんじゃないかという説もありますが、関係性は不明。
ただし、占星術の世界では惑星直列は凶座相とされており、何かおこるかもしれないタイミングとして警告を発する占い師もいます。
まとめ
惑星直列とは、惑星が太陽に向かって並ぶ現象のことで、公転周期の関係でまれに起こる星の配置です。
1999年に起こったグランドクロスは占星術の世界ではとっても不吉な星回り・・・これも惑星直列のひとつです。惑星直列は、占星術でよく使われる言葉で、天文学用語ではありません。
ですが、実際にグランドクロスが起こった1999年8月にも地球は滅亡しませんでしたし、科学的に見ても特に惑星直列が地球にとんでもない悪影響を及ぼすことは考えにくいとされています。
ただし、2020年に関しては変化の年・・・。新型コロナウイルスの感染拡大で世界中が混乱して今までの当たり前が変わりました。2020年はトリプルコンジャクションという数百年に1度の激レアな星回りが続く年なので、警戒していて損はないかもしれません。
参考資料:Wikipedia グランドクロス